手抜き感ゼロのバレンタインレシピ！無印良品キットのアレンジが最強

こんにちは！

空気がキリッと冷たくなって、街がなんとなくソワソワし始めると…そう、バレンタインの季節ですね。

キラキラしたデパートの催事場を眺めるのも楽しいけれど、「今年こそ、手作りしてみようかな」「でも、一から全部作るのは時間も自信もないかも…」なんて、レシピサイトとにらめっこしている方も多いのではないでしょうか。

そんな時、本当に、本当に心強い味方になってくれるのが、無印良品の「手作りキット」ですよね。

必要な材料が（ほぼ）すべて揃っていて、手順も驚くほどシンプル。お菓子作りの「面倒」な部分をまるっと引き受けてくれて、「楽しい」ところだけを体験させてくれる、魔法のようなアイテムです。

でも、その「便利さ」と「手軽さ」ゆえに、こんな風に胸がチクッとしたり、立ち止まったりしていませんか？

「キットをそのまま作ったら、どう考えても手抜きだと思われるかな…」

「本命の彼に渡すのに、"作った感"が薄いかも…」

「せっかくなら、もうひと手間、"私らしさ"を加えたい！」

「でも、アレンジなんてして、分量を間違えて失敗するのが怖すぎる…」

わかります。

その気持ち、痛いほど、わかります。

何を隠そう私自身も、数年前に初めて彼（今の夫です）にバレンタインを手作りした時、選んだのが無印良品の「自分でつくる ガトーショコラ」でした。

説明書通りに、それはもう忠実に、丁寧に作って。ちょっと良いお皿に乗せて「はい、どうぞ」とドキドキしながら出したんです。

彼は「わー、すごい！うまそう！」と喜んでくれたのですが、一口食べて、こう言ったんです。

「あ、これ無印のだ！俺この味好きなんだよね」

………。

（笑顔、ひきつる私）

（嬉しい、嬉しいけど、今、そこは気づかなくていい…！！）

彼の部屋の温かい照明の下で、私は心の中で「ですよねー！」と叫びました。

彼に悪気は一切ありません。むしろ、好きな味だと褒めてくれています。

でも、でもですね。

こっちは「私のために、わざわざ時間と手間をかけて作ってくれたんだ」という感動を期待していたわけで…。

もちろん、キットをそのまま作っても、最高に美味しいんです。それは間違いありません。

でも、せっかくのバレンタイン。ほんの少しの工夫で、その「手作り感」と「特別感」を何倍にも、何十倍にもアップさせることができるんですよ。

この記事では、そんなあなたの「あとちょっと」を叶えるための、バレンタインレシピ決定版！無印良品キットでのアレンジ術を、私の過去の（ちょっとほろ苦い）経験も踏まえながら、徹底的に、余すことなく解説します。

無印良品のキットを「最強の土台」として活用し、"手抜き感ゼロ"どころか「え、これどこのお店の？」「センス良すぎ！」と絶対に褒められる、簡単＆本格的なアレンジ術。

この記事を読み終わる頃には、あなたは「私にもできるかも」「早く作りたい！」とワクワクしているはずです。

 

 

なぜ「アレンジ」に無印良品のキットが最強なのか？

さて、本格的なアレンジ術をご紹介する前に、まずは読者のみなさんが心の片隅に抱えているかもしれない「キット＝手抜きかも」という小さな罪悪感や不安を、ここでキッパリと捨て去りましょう。

声を大にして言わせてください。

無印良品のキットでアレンジすることは、「手抜き」ではなく「最も賢く、最もセンスの良い選択」です。

その理由は、大きく分けて3つあります。

 

理由1：味が保証されているから「土台」の失敗がない

 

お菓子作りで一番難しく、一番時間がかかり、そして一番「失敗」しやすいのはどこだかご存知ですか？

それは、「生地」や「ガナッシュ」といった、お菓子そのものの「土台」の部分です。

ガトーショコラなら「生地の味と食感」、クッキーなら「粉とバターの配合」、トリュフなら「チョコと生クリームの乳化」。

ここがブレてしまうと、どんなに高価なナッツを乗せても、どんなに可愛いラッピングをしても、食べた瞬間に「あれ？」となってしまいます。

無印良品のキットは、その一番難しくて大切な「土台の味」を、食品メーカーとしての知見と、何千回という試作を経て「完璧に保証」してくれています。

これは例えるなら、一流のパティシエが「さあ、ここからは君の好きにしていいよ」と、完璧に焼き上げたスポンジケーキを差し出してくれているようなものです。

私たちは、一番美味しい土台の上で、自由に「アレンジ」というデコレーションだけを心ゆくまで楽しめばいいのです。

これほど贅沢で、安心なことはありませんよね。

 

理由2：シンプル設計で「ちょい足し」の余地が豊富

無印良品のキットで作ったお菓子は、どれも本当に美味しい。でも、「ものすごく個性的」かというと、そうではありません。食べた時に「あ、無印の味だ」とわかる、あの優しい、実直な美味しさです。

それは、無印良品の開発思想（これは私の推測ですが）が、「余計なものは足さない」という哲学に基づいているからだと思うんです。

まるで、高級レストランの複雑なフルコースではなく、最高の素材を使った「究極のお茶漬けセット」のよう。

梅干しを足すか、わさびを効かせるか、それとも鮭を乗せるか…すべては、食べる人（作る人）の自由に委ねられています。

この「余地（余白）」こそが、アレンジの楽しさの源泉。

味が強すぎたり、完成されすぎていないからこそ、あなたが足したいナッツも、フルーツも、洋酒も、どんな「ちょい足し」も優しく受け止めてくれる。

これが、アレンジの「土台」として最強である理由です。

 

理由3：「手抜き」どころか「センスが良い」と思われる

 

「無印良品」というブランドには、不思議な力がありますよね。

「シンプル」「丁寧な暮らし」「質へのこだわり」「余計な装飾を嫌う知性」。

私たちは皆、無意識のうちに、そんなポジティブなイメージを「MUJI」のロゴに重ねています。

ですから、「キットをそのまま使った」のではなく、「数ある選択肢の中から、無印良品のキットをあえて選んで、そこに自分なりの工夫（アレンジ）を加えた」という一連の行為は、受け取った相手に「手抜き」どころか、「賢くて、センスが良い人」という知的な印象を与えてくれます。

私自身の体験談に戻りますが、前述の「無印バレ」事件の翌年。

私はリベンジに燃え、同じガトーショコラキットに「オレンジピール」と「ラム酒」、そして「砕いたくるみ」をたっぷりと混ぜ込み、仕上げに「金箔」を散らして渡しました。

結果ですか？

彼は一口食べて目を丸くし、「え、これ本当にあのキット…？ どこのお店のかと思った。めちゃくちゃ美味い…」と、アレンジのセンス自体をものすごく褒めてくれたのです。

土台の良さを知っているからこそ、その「ひと手間」の価値が何倍にもなって伝わる。

これが、無印良品キットマジックです。

 

【目的別】アレンジに最適！無印良品バレンタインキットはこれを選べ

「アレンジするぞ！」と決まったら、次は相棒選びです。

無印良品にはたくさんのキットがありますが、「アレンジ」を前提とするなら、どのキットを選ぶかが成功の9割を決めると言っても過言ではありません。

あなたの「目的」に合わせて、最強のキットを選びましょう。

 

本命向け（高級感・濃厚さ重視）ならこの2つ

 

大切な「あの人」に渡すなら、味も見た目も妥協したくない。そんな本格派アレンジに「ガッチリ」応えてくれるのは、この2つです。

1. 自分でつくる ガトーショコラ

• アレンジ難易度: ★★★☆☆（中級）
• 特徴: まさに「王道」。キット自体にしっかりとしたカカオの風味があるため、アレンジを加えても味がぼやけません。付属の焼き型がしっかりしているので、そのままラッピングできるのも高ポイント。
• 相性抜群のアレンジ: 濃厚さを追求する「生クリーム」や「ビターチョコ」の追加、香りを格上げする「洋酒（ラム酒やブランデー）」との相性が抜群です。本命向けアレンジの「主役」と言えるキットです。

2. 自分でつくる ブラウニー

• アレンジ難易度: ★★☆☆☆（初級）
• 特徴: ガトーショコラよりも生地に「余白」があり、具材を混ぜ込むのに最適です。しっとりとした生地が、トッピングの食感を引き立てます。カットして配る前提なので、量産にも向いています。
• 相性抜群のアレンジ: 「ナッツ（くるみ、アーモンド）」や「ドライフルーツ（クランベリー、オレンジピール）」を混ぜ込む「食感アレンジ」に最高です。生地に「溶かしバター」や「豆乳」を加えて、しっとり感をコントロールするのもおすすめ。

 

友チョコ・ばらまき向け（大量生産・簡単さ重視）ならこの2つ

「たくさんの人に、日頃の感謝を伝えたい！」

そんな友チョコや職場での「ばらまき」には、簡単さと量産効率、そして「見た目の可愛さ」が命です。

1. 自分でつくる トリュフ

• アレンジ難易度: ★☆☆☆☆（超初級）
• 特徴: アレンジの「天才」です。一番面倒な「ガナッシュ（中身の生チョコ）」はキットが完璧に用意してくれます。私たちは「丸めて、まぶす」だけ。
• 相性抜群のアレンジ: 1つのキット（16個分）を、「ココア」「抹茶」「きな粉」「フリーズドライ苺」の4種類に分ければ、それだけであっという間に4種類のカラフルなトリュフが完成。これ以上簡単なアレンジはありません。

2. 自分でつくる 2色のクッキー

• アレンジ難易度: ★★☆☆☆（初級）
• 特徴: プレーンとココア、2種類の生地が作れるのが嬉しいポイント。「型抜き」という作業自体が「手作り感」を演出しやすいです。
• 相性抜群のアレンジ: 「アイシング」でデコレーションしたり、生地に「ナッツ」を混ぜ込んだり、「チョコペン」でメッセージを書いたり。アレンジの自由度が非常に高いキットです。

 

【番外編】あえて「アレンジ非推奨」なキットは？

 

逆に、アレンジに「向かない」キットもあります。

それは、「自分でつくる アイシングクッキー」です。

これは「アレンジ」を楽しむキットではなく、「アイシング（お絵描き）」という作業そのものを楽しむためのキット。すでにそれ自体が「完成形」であり、お菓子の味に手を入れる余地は少ないです。

もし「アレンジ」でオリジナリティを出したいなら、前述の4つのキットを選ぶのが賢明です。

 

【失敗しない】簡単「ちょい足し」で"手抜き感ゼロ"アレンジ術

「アレンジはしたい。でも、絶対に失敗したくない！」

「分量を変えるのは怖い…」

そうですよね、バレンタインは一発勝負なところもありますから。（悩み1, 5）

ご安心ください。まずは、絶対に失敗しない、キットの指示に「加えるだけ」の簡単な「ちょい足し」アイテムから始めてみませんか？

たったこれだけで、驚くほど「手抜き感」が消え去り、「お、こいつ、やるな…」と思わせる一品が完成します。

 

失敗しない「ちょい足し」アイテム5選（見た目＆食感UP）

 

1. 神アイテム「ナッツ類」（くるみ、アーモンドスライス、ピスタチオ）

• 効果: 香ばしさと高級感を一気にプラス。食感のアクセントは、満足度を劇的に上げます。
• 使い方: ブラウニーやガトーショコラに混ぜ込んだり、焼き上がりの直前に上に乗せたりします。
• プロのコツ: 生のナッツは、使う前にオーブントースターやフライパンで軽く「乾煎り（ロースト）」するひと手間を。香ばしさが爆発的にアップし、「この人、わかってる」感が倍増します。ピスタチオは、その「緑色」だけで高級感がでる魔法のアイテムです。

2. 大人の味「ドライフルーツ」（オレンジピール、クランベリー、レーズン）

• 効果: 彩りと、チョコの甘さを引き立てる爽やかな酸味をプラス。
• 使い方: デパ地下の高級チョコによくある「オランジェット」を想像してください。特に「オレンジピール」とチョコの相性は反則級の美味しさ。ブラウニーやガトーショコラに混ぜ込むだけで、一気に「お店の味」になります。クランベリーの赤色も、バレンタインにぴったりですね。

3. 魔法の粉「トッピングシュガー＆スパイス」（金箔、アラザン、ピンクペッパー）

• 効果: 究極の「見た目」格上げアイテム。
• 使い方: 100円均一ショップでも手に入る「金箔スプレー」や「食用金箔」。これを完成したガトーショコラやブラウニーに「シュッ」と一吹き、またはパラリと乗せる。たったそれだけで、500円は高く見えます（断言）。
• 意外な使い方: 「ピンクペッパー」は、可愛い見た目とピリッとした刺激が、甘いチョコの最高のアクセントになります。甘いものが苦手な人にも◎。

4. 楽しい食感「シリアル類」（グラノーラ、コーンフレーク）

• 効果: ザクザク、バリバリ。楽しい食感をプラス。
• 使い方: ブラウニーの生地に「グラノーラ（フルーツなしがおすすめ）」を混ぜ込むと、食べ応え抜群の「進化系ブラウニー」に。詳しくは後述の「かさ増し」でも紹介します。

5. 隠し味の王様「インスタントコーヒー」（粉末）

• 効果: 魔法の粉、その2。チョコの風味を「深く」し、甘さを「引き締め」ます。
• 使い方: ガトーショコラやブラウニーの生地に、小さじ1杯ほどを（お湯で溶かさず）粉のまま混ぜ込むだけ。全体の味がグッと「大人」になり、本格的なビター感が出ます。

 

トリュフのコーティングアイデア集

 

「トリュフ＝ココアパウダー」だけだと思っていませんか？

コーティングは、一番簡単で一番個性が出せるアレンジのキャンバスです。キットの16個を4個ずつ、4種類作るだけでも「わぁ！」と歓声が上がりますよ。

• 定番（ビター）: ココアパウダー、粉糖（「泣かない（溶けにくい）粉糖」がおすすめ）
• 和風（落ち着いた味）: 抹茶パウダー、きな粉
  • 体験談: 私のイチオシは、きな粉に「ひとつまみの塩」を混ぜる「塩きな粉」。甘じょっぱさが癖になりますよ。抹茶は少しお高めのものを選ぶと、色も香りも段違いです。
• カラフル（可愛い！）: フリーズドライ苺パウダー、ピスタチオ（細かく刻む）
  • 苺パウダーのピンク色は、バレンタインに最強の「映え」アイテムです。
• ザクザク食感: アーモンドダイス（細かく刻んだアーモンド）、コーンフレーク（粉々に砕く）、チョコスプレー
• 変わり種: ココナッツファイン（白くて可愛い）、ごま（香ばしい）

 

【本命向け】味も見た目も"プロ級"に格上げする本格アレンジ術

「彼に『すごい！』って言わせたい」

「去年の"無印バレ"をリベンジしたい（笑）」

「どうせなら、お店レベルのものを渡したい！」

そんな熱い想いを持つあなたへ。

キットの指示を少しだけ「変更（置き換え）」する、本格的なアレンジ術をご紹介します。少しの勇気で、味は劇的に変わります。

 

キット別・味の格上げテクニック（濃厚＆しっとり）

 

お菓子作りの「置き換え」は上級テクニックに聞こえますが、無印のキットなら土台が安定しているので簡単です。「なぜそうなるのか」の理由も解説しますね。

◆ ガトーショコラを「超濃厚」にするには？

1. 指示の「牛乳」を「生クリーム（動物性・乳脂肪分35%以上）」に置き換える
   • 理由: 牛乳の乳脂肪分が約3.6%なのに対し、生クリームは35%以上。この「乳脂肪」こそが、ケーキに「コク」と「濃厚さ」を与える正体です。これぞ、ケーキ屋さんの味に近づく第一歩です。
2. 洋酒（ラム酒 または ブランデー）を小さじ1～2杯加える
   • 理由: 香りが一気に本格的になります。アルコールは焼いている間に飛びますが、カカオと相性の良い芳醇な「香り」は残ります。（※お酒に弱い彼なら、入れすぎに注意）
3. （甘さ控えめ派の彼なら）ビターチョコレート（カカオ分70%以上）を30g～50g、刻んで追加で溶かし入れる
   • 理由: キットの優しい甘さを抑えつつ、カカオの風味を格上げできます。濃厚さも増し、より「大人」の味に仕上がります。

◆ ブラウニーを「極上しっとり」にするには？

1. 指示の「サラダ油」を「溶かしバター（無塩）」に置き換える
   • 理由: サラダ油は「しっとり（オイリー）」させますが、味や香りはほぼありません。一方、バターは「香り」と「コク」をプラスし、冷えた時に生地を「ホロリ」とさせます。この「香り」こそが、高級感の正体です。
2. 指示の「牛乳」を「豆乳（無調整）」に置き換える
   • 理由: 牛乳よりも「まろやか」で「しっとり」した仕上がりになります。大豆の風味が、バターやチョコの香りを邪魔せず、優しく包み込んでくれます。
3. （チョコ好きの彼なら）チョコチップを「倍量」にする
   • 理由: これはもう、反則技ですが（笑）。絶対に美味しくなります。生地に混ぜ込むだけでなく、焼く直前に上からも「追いチョコチップ」をすることで、見た目にも「チョコ感」がアップします。

 

100均でOK！「高見えラッピング」の極意

どんなに美味しくても、ジップロックで渡すわけにはいきませんよね。ラッピングは、手作りの「仕上げ」であり「顔」です。

でも、高価な箱は必要ありません。100円均一ショップのアイテムで、一気に「高見え」させましょう。

 

• ガトーショコラ・ブラウニー（カットタイプ）:
  • 「透明のOPP袋（個包装用）」＋「おしゃれなシール」は必須。
  • それをまとめるのは「クラフト紙の箱」や「マチ付きの紙袋」がおすすめ。無印の雰囲気に一番マッチします。
  • 高見えテク: 箱に直接リボンをかけるのではなく、「ワックスペーパー（英字新聞柄など）」を一枚かませてからお菓子を詰め、細めの「麻紐」や「サテンリボン」で結ぶと、カフェのようになります。
• トリュフ:
  • 「トリュフ用のグラシンカップ（小さい紙カップ）」に入れます。
  • それを「透明なフタ付きのプラスチックケース」や「仕切りのある紙箱」に入れます。色とりどりのトリュフが見えるようにするのがポイントです。

 

【シーン別】渡す相手で変える「最適アレンジ」はこれ！

「アレンジしたいのは山々だけど、結局、私の場合はどれがいいの？」

そんなあなたのために、渡す相手やシチュエーション別に、具体的なアレンジプランをご提案します。

 

シーン1：付き合いたての彼へ（王道＋特別感）

 

• 推奨キット: 自分でつくる ガトーショコラ
• アレンジプラン:
  1. 「牛乳」を「生クリーム」に置き換え。（→本格濃厚テク）
  2. 生地を焼く。
  3. 仕上げに「粉糖」をふりかけ、中央に「金箔」を少しだけ散らす。
• ポイント: 初めての手作りは、奇をてらわず「王道」で勝負。でも、味は生クリームでしっかり格上げし、「金箔」で「あなたは私にとって特別です」感を演出します。シンプルだけど、一番伝わるアレンジです。

 

シーン2：付き合いの長い旦那様・パートナーへ（感謝＋食べ応え）

 

• 推奨キット: 自分でつくる ブラウニー
• アレンジプラン:
  1. 「サラダ油」を「溶かしバター」に置き換え。（→しっとり香りテク）
  2. 生地に「くるみ」と「チョコチップ（倍量）」を、これでもかと混ぜ込む。
  3. 焼き上がったら、大きめにカットする。
• ポイント: 気の置けない関係だからこそ、味とボリュームで勝負。「いつもの感謝」を、たっぷりのナッツとチョコに込めましょう。甘いものが苦手な旦那様なら、ナッツを増やし、生地に「インスタントコーヒー」を混ぜてビターに仕上げるのも最高です。

 

シーン3：小学生の子供と作る（安全＋楽しい）

• 推奨キット: 自分でつくる トリュフ
• アレンジプラン:
  1. ガナッシュを丸めるところを、子供と一緒に。（粘土遊び感覚！）
  2. コーティングをたくさん用意する。「ココア」「きな粉」「チョコスプレー」「コーンフレーク（砕）」など。
  3. 自由にコロコロさせて、自分だけのトリュフを作ってもらう。
• ポイント: 火や包丁をなるべく使わず、「安全」に「楽しく」が最優先。トリュフの「丸める」「まぶす」は、子供が一番喜ぶ作業です。パパへのバレンタインを、子供と一緒に作る最高の思い出になります。

 

シーン4：職場で配る「センスある」友チョコ（効率＋可愛さ）

 

• 推奨キット: 自分でつくる 2色のクッキー
• アレンジプラン:
  1. 生地は説明書通りに作る。
  2. 型抜きを「ハート」や「動物」ではなく、あえて「四角」や「丸」で統一する。（→効率アップ＆おしゃれ感）
  3. 焼き上がったクッキーの半分だけ、溶かしたチョコをつける「ハーフディップ」にする。
  4. チョコが乾く前に「アラザン」や「刻みピスタチオ」を少量トッピング。
• ポイント: ばらまきは「効率」と「センス」。「ハーフディップ」は、簡単なのに「ひと手間かかってる感」がものすごく出る、コスパ最強のアレンジです。

 

【ニーズ別】応用アレンジ「かさまし」＆「おつまみ」レシピ

 

最後は、「こんな場合はどうする？」という具体的なニーズにお応えする、バレンタイン レシピ 無印良品 キット アレンジの応用編です。

 

友チョコ・職場向け「ザクザクかさ増し」アレンジ

 

「たくさんの人に配りたいけど、キット1つじゃ足りない…でも予算が…」

そんな時こそ、賢くアレンジ！「かさ増し」しつつ、美味しくなる夢のようなテクニックです。

◆ レシピ：ブラウニーキットで「ザクザクチョコバー」

1. ブラウニーキットの生地を、説明書通りに作ります。
2. ボウルに、マシュマロ（小さめ）を1袋（約50g）、コーンフレーク（プレーン）を50g、お好みのナッツ（くるみなど）を30g入れます。
3. 1のブラウニー生地を2のボウルに流し込み、ゴムベラでザックリと混ぜ合わせます。
4. キット付属の型にオーブンシートを敷き、3の生地を流し込み、平らにならします。
5. 説明書通りの温度と時間で焼きます。
6. 冷めたら、細長い「バー」状にカットします。

ポイント: 1つのキットが、1.5倍～2倍の量に「かさ増し」できます。ザクザク、ふわふわ、しっとりが一度に楽しめる、食べ応え抜群のスイーツに大変身！

 

甘いのが苦手な人向けの「ビター・おつまみ」アレンジ

 

バレンタインは、甘いもの好きのためだけのものではありません。甘いものが苦手な父親、上司、彼にこそ、「センスあるね」と言わせるチャンスです。

◆ レシピ：2色クッキーキットで「塩チーズ＆ペッパーサブレ」

1. 2色クッキーキットの「プレーン生地」のミックス粉を使います。（ココアは使いません）
2. 説明書通りに生地を作りますが、砂糖の量を「半分」にします。
3. 生地がまとまったら、粉チーズ（パルメザン）を大さじ3、粗挽きブラックペッパーを小さじ1～2（お好みで）、「塩」を小さじ1/4加えます。
4. 生地をよく混ぜ、棒状にしてラップで包み、冷凍庫で30分休ませます。
5. 5mm厚さにカットし、オーブンで焼きます。

ポイント: これはもう「お菓子」ではなく、立派な「おつまみサブレ」です。ワインやビールとの相性は最高。これをもらって嬉しくないお酒好きはいません。

 

アレンジで「もしも」の時…失敗しないためのQ&A

「アレンジしたい気持ちは高まったけど、やっぱり最後の不安が…」

そんなあなたの背中を、最後にもう一押しします。

 

Q. ナッツやフルーツを混ぜ込む時、焼き時間はキットのままでいい？

A. 基本的に「そのままでOK」です。

ただし、生クリームへの置き換えなどで生地の水分量が大きく変わった場合は、様子を見てください。竹串を刺して、生の生地がついてこなければOKです。

 

Q. トッピング（ナッツやフルーツ）が焦げました…

A. 「アルミホイル」を使いましょう。

焼き時間の半分が過ぎた頃、表面に好みの焼き色がついたら、上からふんわりとアルミホイルをかぶせてください。これで、中まで火を通しつつ、表面が焦げるのを防げます。

 

Q. アレンジしたら、味がぼやけてしまった…

A. 「塩」は入れましたか？

どんなに甘いお菓子でも、「塩」をひとつまみ（本当に、指先でつまむだけ）入れると、甘さの輪郭がはっきりし、味が引き締まります。これはプロも使うテクニックです。

 

無印良品のキットをアレンジするバレンタインレシピまとめ

無印良品のバレンタインキットは、そのまま作っても、もちろん最高に美味しいです。

でも、ほんの少しの「あなたらしさ」というスパイスを加えることで、それは「手抜き」どころか、世界に一つだけの「心のこもった特別なプレゼント」に進化します。

「失敗したらどうしよう」

もう、そんな風に不安になる必要はありません。

なぜなら、無印良品のキットが「絶対に失敗しない、最高の土台」を、あなたの代わりに完璧に用意してくれているからです。

あなたはただ、楽しむだけ。

「あの人は、ナッツが好きかな」

「こっちのコーティングの方が、可愛いって喜んでくれるかも」

そんな風に、渡す相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、アレンジを楽しんでください。

その「楽しむ時間」こそが、手作りの一番の醍醐味であり、一番の愛情表現だと私は思います。

この記事で紹介した「ちょい足し」アイデアを参考に、まずは簡単なトッピングから挑戦してみませんか？

きっと「すごい！」「美味しい！」「センスいいね！」と心から喜んでもらえる、あなただけの自信作が完成するはずです。

あなたのバレンタインが、温かくて素敵な一日になりますように。