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【皮むけする乾燥肌】保湿クリームおすすめ10選と選び方

「よし、今日も一日がんばろう」

そう思って鏡の前でファンデーションを塗った瞬間、ポロポロとめくれてくる肌…。隠そうとすればするほど、余計に目立ってしまうつらい「皮むけ」、本当に憂鬱になりますよね。

ヒリヒリとした刺激を感じる日もあって、今まで使っていたスキンケアが急に合わなくなったり、新しい保湿クリームを探すこと自体がストレスになってしまったり…。

何を隠そう、私自身もひどい乾燥肌で、特に季節の変わり目になると口元や頬の皮むけに長年悩まされていました。「私の肌、どうしちゃったんだろう…」と、鏡を見るたびにため息をついていた時期があります。友人との旅行中、朝の洗面所で自分の肌だけが粉をふいているのを見て、楽しむべき時間なのに心から笑えず、バスルームに駆け込んで泣きたくなった夜もありました。

だからこそ、今、同じように悩んでいるあなたに心から伝えたいのです。

大丈夫、あなたは一人ではありません。そして、その悩みには必ず終わりが来ます。

この記事では、なぜ皮むけが起こるのかという根本的な原因から、デリケートな肌を優しくいたわる保湿クリームの選び方、そして具体的なおすすめ商品まで、私の失敗談や成功体験も包み隠さずお話ししながら、徹底的に解説していきます。

あなたの長年の悩みを解決し、しっとりなめらかな自信の持てる肌を取り戻すための旅に、ぜひ最後までお付き合いください。

 

この記事のポイント

  • 皮むけの根本原因は肌のバリア機能の低下
  • 選ぶべきは「セラミド」「ヘパリン類似物質」などの高保湿成分配合
  • 炎症があるなら「グリチルリチン酸2K」などの鎮静成分をチェック
  • アルコールや香料を含まない低刺激処方が鉄則
  • 日中の応急処置にはスティック状美容液が便利
  • クリームは摩擦を避け、優しく押し込むように塗布する
  • 市販・ドラッグストアでも高機能な商品は見つかる

 

そもそも、なぜ乾燥で肌の皮むけが起きるのか?

おすすめのクリームを早く知りたい!という気持ちは、とてもよく分かります。でも、ほんの少しだけ、あなたの肌に今何が起きているのか、その声に耳を傾けてみませんか?

敵を知り、己を知れば百戦殆うからず。厄介な皮むけの正体を理解することが、根本解決への一番の近道になります。

 

原因は「肌バリア機能」の低下という"城壁の崩壊"

 

私たちの肌の一番外側にある「角層」は、肌の水分を守り、外部の刺激から肌の内部を守る、いわば「お城の城壁」のような役割を担っています。これが、専門用語でいうところの「バリア機能」です。

この城壁は、「角層細胞」というレンガが、「細胞間脂質」というセメントで隙間なく、そして頑丈に固められてできています。健康な肌では、この城壁が鉄壁の守りで水分蒸発を防ぎ、紫外線やホコリ、アレルゲンといった外的刺激が侵入するのをブロックしてくれているのです。

しかし、乾燥や間違ったスキンケア、ストレスや睡眠不足といった生活習慣の乱れなど、様々な要因によってセメント(細胞間脂質)が不足すると、レンガ(角層細胞)の結びつきはもろく緩み、城壁はスカスカの状態に…。

これが「バリア機能が低下した」状態です。

壁がボロボロになると、当然、肌内部の水分はどんどん外へ逃げてしまい(乾燥)、外部からのちょっとした刺激にも過敏に反応するようになります(敏感肌)。そして最終的には、うまく剥がれ落ちることができなくなったレンガの表面が、目に見える形でめくれ上がってしまう…。これこそが、あのつらい「皮むけ」の正体なのです。

つまり、皮むけは「お肌の城壁が崩れ落ちていますよ!至急、修復工事が必要です!」という、肌からの必死のSOSサインなんですね。

 

乾燥だけじゃない!皮むけを悪化させる「良かれと思って」なNG習慣

「保湿は頑張っているはずなのに、全然良くならない…」

もしあなたがそう感じているなら、もしかしたら無意識のうちに、良かれと思ってやっている習慣が、自分で城壁を壊すハンマーになってしまっているのかもしれません。以下に挙げるNG習慣に、心当たりはありませんか?

    • ゴシゴシ洗顔などの物理的な摩擦クレンジングや洗顔の時、メイクをしっかり落とそうと、つい力が入っていませんか?肌の角層はラップ1枚ほどの厚さしかありません。そこをゴシゴシこすることは、せっかくの城壁を物理的に削り取っているのと同じ行為です。タオルで顔を拭くときも、吸収性の良いタオルで優しく押さえるように水分を吸い取るのが鉄則。決して左右にこすってはいけません。

 

    • 熱いお湯での洗顔寒い季節の熱いシャワーは本当に気持ちが良いものですが、肌にとっては大敵です。40度以上のお湯は、肌に必要なうるおい成分(皮脂や細胞間脂質)まで根こそぎ洗い流してしまいます。洗顔は、少し冷たいと感じるくらいの32〜34度の「ぬるま湯」を心がけましょう。

 

    • 洗浄力の強すぎるクレンジング・洗顔料の使用メイクをしっかり落としたいからと、洗浄力の強いオイルクレンジングや、洗い上がりがキュッキュッとする洗顔料を毎日使っていませんか?それらはメイク汚れだけでなく、バリア機能に必要なうるおいまで奪い去っている可能性があります。肌がつっぱらず、洗い上がりがしっとりするような、マイルドな洗浄力のものに見直してみましょう。

 

    • 紫外線対策の不足紫外線は肌の乾燥を助長し、バリア機能に直接ダメージを与える最大の要因の一つです。皮むけしている肌は特に紫外線の影響を受けやすいため、「ちょっとそこまでだから」「冬だから大丈夫」といった油断は禁物。一年中、日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。

 

【重要】皮むけに悩む乾燥肌の保湿クリーム選び方5つの鉄則

さて、原因がわかったところで、いよいよ保湿クリーム選びです。崩れた城壁を修復し、鉄壁の守りを取り戻すためには、どんなクリームを選べば良いのでしょうか。ここでは、絶対に外せない5つの条件を、誰にでも分かるように、そして少しだけ専門的に解説していきますね。

 

鉄則1:刺激を与えない「低刺激・無添加処方」

 

皮むけしている肌は、いわば「ケガをしている」のと同じ状態です。そんな無防備な肌に、刺激となる成分が入ったクリームを塗るのは、傷口に塩を塗り込むようなもの。ヒリヒリ感やかゆみを引き起こし、さらに状態を悪化させてしまう可能性があります。

まずは何よりも「肌への優しさ」を最優先に考えましょう。

具体的には、以下のような成分が含まれていない「低刺激処方」「無添加処方」の製品を選ぶのが賢明です。

  • アルコール(エタノール): 揮発性が高く、肌の水分を奪ってしまうことがあります。
  • 香料・着色料: アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
  • パラベン(防腐剤): 刺激に感じる人もいます。
  • 鉱物油: 肌質によっては毛穴を詰まらせる可能性があります。

パッケージの裏にある成分表示を見て、「〇〇フリー」「敏感肌向け」「パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」「スティンギングテスト済み(塗布した際のピリピリ感を評価するテスト)といった記載があるものを選ぶと、より安心感が高まります。

 

鉄則2:バリア機能を立て直す「高保湿成分」

優しさだけで終わらないのが、皮むけ対策用のクリーム選びの重要なポイントです。崩れたバリア機能を積極的に修復し、肌が自ら潤う力をサポートしてくれる「高保湿成分」が配合されているかを、しっかりとチェックしましょう。

特に注目してほしいのが、以下の3つのスター成分です。

    • セラミド:先ほどの「城壁」のたとえで言うところの、「セメント」の主成分です。レンガ(角層細胞)同士をしっかりとつなぎとめ、水分をサンドイッチのように挟み込んで逃がしません。特に、人間の肌にあるセラミドと構造が似ている「ヒト型セラミド」(成分表示ではセラミドNG、NP、APなどと表記されます)は浸透力が高く、特におすすめです。

 

    • ヘパリン類似物質:皮膚科で処方される保湿剤にも含まれる成分で、「保湿」「血行促進」「抗炎症」の3つの働きを併せ持つ優れもの。肌の水分保持力を高めるだけでなく、肌の生まれ変わりをサポートし、内側から乾燥しにくい肌へと導いてくれます。まさに、肌の保水タンクを大きくしてくれるような成分です。

 

    • ヒアルロン酸・コラーゲン:これらの成分は、肌の表面にみずみずしい「うるおいのヴェール」を作り、水分の蒸発を防いでくれます。セラミドが肌の内部構造を立て直す職人なら、ヒアルロン酸やコラーゲンは肌の表面を優しくラップしてくれる保護者のような存在です。

 

 

鉄則3:赤み・炎症をケアする「鎮静成分」

 

皮むけだけでなく、ヒリヒリとした痛みや赤みも伴う場合は、肌が炎症を起こしているサインです。そんな時は、まるで肌の火事を鎮めてくれる消防士のような「抗炎症成分」が配合された「医薬部外品」を選ぶのが効果的です。

パッケージに「医薬部外品」「薬用」と書かれているものを探し、以下の有効成分が入っているかチェックしてみてください。

  • グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)
  • アラントイン
  • トラネキサム酸

これらの成分は、肌の炎症を優しく鎮め、健やかな状態に戻るのを助けてくれます。

 

鉄則4:毎日続けられる「コストパフォーマンス」

スキンケアは、一日で結果が出る魔法ではありません。一日一日の地道な積み重ねが、未来の美肌を作ります。まるで毎日コツコツと続けるマラソンのようなものです。

特に皮むけの改善と再発防止には、保湿ケアの継続が何よりも大切。そのためには、無理なく毎日たっぷりと使える価格帯であることも、実は非常に重要な条件なのです。

高価なクリームを怖ず怖ずと少量だけ使うよりも、良質で続けやすい価格のクリームを、肌が満足するまでたっぷりと使う方が、結果的に高い効果を得られることも少なくありません。ドラッグストアで手に入る大容量タイプなども、賢い選択肢の一つですよ。

 

鉄則5:ベタつかない「快適な使用感」

 

「保湿力が高いクリームは、ベタつくのが当たり前…」なんて思っていませんか?せっかく良い成分が配合されていても、塗った後の肌がベタベタして髪が張り付いたり、枕に付くのが気になったりすると、使うのが億劫になってしまいますよね。

幸いなことに、最近の保湿クリームは技術が進歩しており、「高保湿なのにベタつかない」という夢のような使用感を実現している製品がたくさんあります。

こっくりとしたリッチなテクスチャーのクリームもあれば、みずみずしいジェルクリーム、肌の上でとろけるバームタイプなど様々です。朝のメイク前にはサラッとなじむもの、夜の集中ケアにはしっかり蓋をしてくれるものなど、ライフスタイルや好みに合わせて、心地よく使い続けられるものを選びましょう。

 

【悩み・場所別】乾燥肌の皮むけにおすすめの保湿クリーム10選

 

お待たせしました!ここからは、先ほど解説した「5つの条件」をクリアした、乾燥による皮むけに悩むあなたに本気でおすすめしたい保湿クリームを、具体的なお悩みやシーン別にご紹介します。

 

まずは試したい!ドラッグストアで買える実力派プチプラクリーム3選

「何から試せばいいか分からない…」という方は、まずここから。手軽に購入できて、お財布にも優しいのに、実力は本物!という頼れるクリームたちです。

 

1. カルテHD モイスチュアクリーム

  • キャッチコピー: まるで肌のお守り!薬局で買える医薬部外品の信頼感
  • こんな人におすすめ:
    • とにかく保湿力重視で選びたい
    • 肌が敏感でヒリヒリしやすい
    • こっくりしたテクスチャが好き
  • 特徴: 保水有効成分「ヘパリン類似物質HD」を配合した医薬部外品。乱れた肌の構造を立て直し、うるおいをがっちりキープします。濃厚なクリームが肌にピタッと密着し、朝まで乾燥知らずの肌へ。
  • 個人的なレビュー: 私が「肌の調子がどん底だ…」という時に、いつも助けてくれる救世主的なクリームです。少し固めのテクスチャですが、手のひらで温めてから優しくハンドプレスすると、肌がもっちりと柔らかくなるのが分かります。これを塗って寝た翌朝は、皮むけが明らかに落ち着いているので、本当に頼りにしています。

 

2.キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム

  • キャッチコピー: 敏感肌といえばコレ!セラミドの力で潤い満ちる肌へ
  • こんな人におすすめ:
    • 何度も繰り返す乾燥・肌荒れに悩んでいる
    • ベタつかないのに、しっかり潤うクリームが欲しい
    • アルコールフリーなど低刺激性にこだわりたい
  • 特徴: 乾燥性敏感肌のために開発されたブランドの代表格。肌の必須成分「セラミド」の働きを補い、外部刺激から肌を守ります。ふわっと軽い使い心地なのに、潤いが長時間続くのが人気の秘密。
  • 個人的なレビュー: ふわっとした軽いクリームで、肌にのせるとスッとなじむ感じが大好きです。ベタつかないので朝のメイク前にも使いやすく、本当にシーンを選ばない万能選手。肌が敏感な時期でもしみたりせず、優しく潤してくれるので、一家に一個あると安心できる存在です。

 

3. 肌ラボ 極潤プレミアム ヒアルロンクリーム

  • キャッチコピー: まるで美容液!7種のヒアルロン酸が作るうるおいのヴェール
  • こんな人におすすめ:
    • クリームの油分感が少し苦手
    • とにかく肌の水分量を高めたい
    • コスパを重視したい
  • 特徴: 7種類ものヒアルロン酸を贅沢に配合。角質層のすみずみまで潤いを届け、長時間うるおいを閉じ込めます。こっくりと濃厚なテクスチャで、パックのように肌を包み込みます。
  • 個人的なレビュー: 「この価格でこの保湿力!?」と初めて使った時に驚いたクリームです。リッチな使い心地で、塗った直後から肌がプルプルになるのを感じられます。夜のスペシャルケアとして、少し厚めに塗ってスリーピングマスクのように使うのもお気に入りの使い方です。

 

敏感肌・ひどい皮むけに。高機能・低刺激クリーム4選

「プチプラでは物足りない」「何を塗ってもしみてしまう…」そんな深刻な悩みを抱える方には、皮膚科学に基づいた、より専門的なケアができるクリームをおすすめします。

 

4. ミノン アミノモイスト モイストチャージ クリーム

  • キャッチコピー: 製薬会社が考えた、肌への優しさの結晶
  • こんな人におすすめ:
    • 肌のバリア機能を本気で立て直したい
    • こっくりなのに伸びの良いテクスチャが好き
    • 肌荒れも同時にケアしたい
  • 特徴: 製薬会社が敏感肌・乾燥肌のために開発。9種の保潤アミノ酸と2種の清透アミノ酸を配合し、肌のバリア機能をサポート。こっくりしているのに肌の上でなめらかに伸び、角質層に溶け込むように浸透します。
  • 個人的なレビュー: 伸びが良くて、肌への負担感が全くないのが素晴らしいです。肌が荒れて赤みが出ている時でも安心して使え、刺激を感じたことは一度もありません。保湿力と優しさを高いレベルで両立させている、まさに「縁の下の力持ち」のようなクリームです。

 

5. d プログラム スキンリペアクリーム

  • キャッチコピー: 突然の肌荒れに!レスキュー発想の薬用クリーム
  • こんな人におすすめ:
    • 季節の変わり目などに肌が揺らぎやすい
    • ニキビや肌荒れも気になる
    • 衛生的に使えるスパチュラ付きが良い
  • 特徴: 「ときどき敏感肌」を予防するというコンセプトの薬用クリーム。トラネキサム酸などの有効成分を配合し、肌荒れやシミ・そばかすを防ぎます。角層深部まで潤いで満たし、なめらかな美肌へと導きます。
  • 個人的なレビュー: 付属のスパチュラで取って使うので、衛生的なのが嬉しいポイント。肌の調子が悪い時でも、これを塗ると翌朝には赤みが引いて、肌が落ち着いていることが多いです。肌荒れと乾燥の両方にアプローチしてくれるので、お守りとして常備しています。

 

6. ラ ロッシュ ポゼ シカプラスト リペアクリーム B5+

  • キャッチコピー: フランス発!肌を穏やかに整える「シカクリーム」
  • こんな人におすすめ:
    • 肌の赤みやごわつきが気になる
    • 顔だけでなく、体にも使いたい
    • 少しマットな仕上がりが好き
  • 特徴: 皮膚科医も採用するフランスのスキンケアブランド。独自の整肌成分やCICA成分を配合し、肌のバリア機能をサポート。乾燥による肌トラブルを防ぎ、穏やかな状態に整えます。赤ちゃんから大人まで使える優しい処方です。
  • 個人的なレビュー: 少し固めのバームのようなテクスチャで、肌に膜を張ってくれるような安心感があります。ベタつかず、少しマットな仕上がりになるので、日中の保護クリームとしても優秀。赤みが気になる部分にポイント使いするのもおすすめです。

 

7. エトヴォス アルティモイストクリーム

  • キャッチコピー: 潤いのその先へ。ハリと弾力をもたらす高保湿クリーム
  • こんな人におすすめ:
    • 乾燥だけでなく、年齢サインも気になってきた
    • 天然由来成分にこだわりたい
    • リラックスできる香りが好き
  • 特徴: ヒト型セラミドに加え、ナイアシンアミドなどの美容成分を贅沢に配合。潤いを与えるだけでなく、ハリと弾力のある肌へと導きます。天然ラベンダーの穏やかな香りで、スキンケアタイムが癒しの時間に。
  • 個人的なレビュー: これは自分へのご褒美に使いたいクリーム。こっくりとしたテクスチャが肌の上でとろけるように馴染み、後肌はベタつかずにしっとり。使い続けるうちに、肌が内側からふっくらしてくるような感覚があります。ラベンダーの香りが本当に心地よくて、一日の疲れが癒されます。

 

メイク前に最適!ベタつかない朝用クリーム3選

「保湿はしたいけど、メイクがヨレるのは絶対に嫌!」そんな朝のジレンマを解決してくれる、優秀なクリームたちです。

 

8. アベンヌ ミルキージェル EX

  • キャッチコピー: 化粧水と乳液が1つに!ぷるぷるジェルで時短保湿
  • こんな人におすすめ:
    • 朝のスキンケアは手早く済ませたい
    • クリームの油膜感が苦手
    • 日中の乾燥崩れを防ぎたい
  • 特徴: 南フランスの温泉水をベースにした、みずみずしいジェル状の保湿クリーム。化粧水と乳液の役割をこれ1つで果たします。肌にのせると、するすると伸びて角質層に浸透。ベタつかないのに、しっとりとした潤いが続きます。
  • 個人的なレビュー: 忙しい朝の救世主です!ぷるぷるのジェルが気持ちよくて、肌がごくごく水分を飲んでいるような感覚になります。すぐに肌表面がサラッとするので、間を置かずにベースメイクに入れるのが嬉しいポイント。これを使い始めてから、夕方の乾燥によるメイク崩れが気にならなくなりました。

 

9. なめらか本舗 薬用純白スキンケアクリーム

  • キャッチコピー: 保湿も美白も!豆乳の力で透明感あふれる肌へ
  • こんな人におすすめ:
    • 乾燥によるくすみが気になる
    • シミ・そばかすを予防したい
    • ジェルに近い軽やかなクリームが好き
  • 特徴: 豆乳発酵液と、美白有効成分アルブチン、肌荒れ防止有効成分を配合した薬用クリーム。保湿しながら、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。ジェルに近いテクスチャで、ベタつかずに肌になじみます。
  • 個人的なレビュー: 保湿と美白ケアが同時にできるなんて、欲張りな私にぴったり(笑)。とろけるようなジェルクリームで、メイク前に使っても全く重さを感じません。肌の透明感がアップするような気がして、朝のスキンケアが楽しくなる一品です。

 

10. KANEBO クリーム イン デイ

  • キャッチコピー: 夕方まで潤い続く!日中の肌を守り抜く「日中用クリーム」
  • こんな人におすすめ:
    • 日中の紫外線や乾燥から肌を守りたい
    • ツヤ感のある仕上がりが好き
    • 化粧下地としても使えるクリームが欲しい
  • 特徴: SPF20・PA+++の紫外線カット効果を備えた日中用クリーム。独自の技術で潤いを長時間キープし、乾燥や紫外線などの外部刺激から肌を守ります。みずみずしいテクスチャで、いきいきとしたツヤ肌に仕上げます。
  • 個人的なレビュー: 「朝のクリーム」という概念を変えてくれた逸品です。これを塗ると肌がなめらかに整い、ファンデーションのノリが格段に良くなります。上品なツヤが出るので、肌そのものが綺麗に見えるんです。少しお値段は張りますが、日焼け止めと化粧下地も兼ねていると思えば、投資する価値は十分にあると感じています。

 

効果を最大化する!皮むけ肌への正しい保湿クリームの塗り方

せっかく自分にぴったりのクリームを見つけても、塗り方が間違っているとその効果は半減してしまいます。ここでは、デリケートな皮むけ肌へのダメージを最小限に抑え、クリームの効果を最大限に引き出すための「正しい塗り方」を3つのステップでご紹介しますね。

 

ステップ1:摩擦は厳禁!まずは化粧水で水分補給

 

洗顔後の肌は、水分が最も蒸発しやすい無防備な状態です。まずは、清潔な手のひらに化粧水をたっぷりと取り、顔全体を優しく包み込むようにハンドプレスして、水分をしっかりと補給しましょう。肌を畑にたとえるなら、これは作物を植える前に土を柔らかく耕す作業です。

この時、コットンでパッティングするのは避けるのがベター。良かれと思ってやっているその行為が、皮むけしている肌にとっては大きな摩擦となり、バリア機能をさらに傷つけてしまう可能性があるからです。

 

ステップ2:クリームは「点置き」してから優しくプレス

 

化粧水で肌が潤ったら、いよいよクリームの出番です。適量(製品に記載されているパール粒大などが目安)を手のひらに取り、両手で少し温めてから、額・両頬・鼻・あごの5点に置きます。

なぜ点置きするのかというと、いきなり顔全体に伸ばそうとすると、どうしても力が入りすぎて摩擦が起きやすくなるからです。

5点に置いたクリームを、顔の中心から外側に向かって、手のひら全体で優しく押し込むように馴染ませていきます。「塗る」というよりは「プレスして浸透させる」というイメージです。肌をパン生地だと思って、こするのではなく、そっと優しく包み込んであげてください。

 

ステップ3:特に気になる部分は「重ねづけ」で集中ケア

 

顔全体に馴染ませた後、まだ乾燥や皮むけが気になる部分(口元や頬など)には、指先に少量のクリームを取り、トントンと優しく叩き込むように重ねづけします。

この一手間を加えることで、特にダメージを受けている部分の保護膜をさらに強化し、集中的にケアすることができます。塗り薬を塗る時のような、優しいタッチを心がけてくださいね。

 

それでも改善しない…皮むけに関するQ&A

ここまでご紹介した方法を試しても、なかなかしつこい皮むけが改善しない…。そんな時のためによくある質問にお答えします。

 

Q. クリームを塗ってもメイクが浮いてしまいます

 

A. これは、クリームの油分が肌表面に残りすぎているか、肌に馴染みきる前にファンデーションを塗ってしまっていることが原因かもしれません。

ぜひ、クリームを塗った後、5分ほど時間をおいてみてください。その間に歯を磨いたり、髪を整えたりするのも良いですね。そして、ベースメイクを始める直前に、何もついていないスポンジかティッシュで、顔全体を優しくポンポンと押さえて、余分な油分をオフします。

これだけで、ファンデーションの密着度が驚くほど変わりますよ。また、保湿力の高い化粧下地を併用するのも非常に効果的です。

 

Q. 市販品と皮膚科の薬、どちらが良いですか?

 

A. これは非常に重要なポイントです。市販の保湿クリームはあくまで「化粧品」や「医薬部外品」であり、肌の状態を健やかに保つためのものです。

もし、あなたの皮むけが、

  • 強い赤み、かゆみ、痛みを伴う
  • ジュクジュクしている部分がある
  • 市販のクリームを1~2週間試しても、一向に改善しない、または悪化する

といった状態であれば、それはセルフケアの領域を超えているサインかもしれません。

そんな時は、ためらわずに皮膚科の専門医に相談してください。

皮膚科では、保湿剤(ヒルドイドなど)だけでなく、炎症を抑えるための塗り薬が必要だと判断される場合もあります。専門家を頼るのは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、自己流で悪化させてしまう前に、正しい診断を受けることが、美肌への一番の近道ですよ。

まとめ

  • 皮むけの根本原因は、肌を守る「バリア機能」の低下
  • クリーム選びの最優先事項は、刺激を与えない「低刺激処方」
  • バリア機能を修復する「セラミド」や「ヘパリン類似物質」に注目
  • 赤みがあるなら炎症を鎮める「グリチルリチン酸2K」などをチェック
  • 正しい塗り方の合言葉は「摩擦を避け、優しくプレス」

 

スキンケアは、時に孤独で、先の見えない戦いのように感じられるかもしれません。でも、あなたの肌は、あなたが正しく手をかければ、必ず応えてくれます。

この記事で紹介したアイテムやケア方法が、あなたの肌にとっての最高のパートナーを見つけるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

今日の丁寧なケアが、明日の、そして未来のあなたの自信に繋がりますように。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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