「あ…気づいたら、いちご狩りのシーズンを逃してしまった…」
「毎年家族でいちご狩りに行っているけど、正直、ちょっと飽きてきたかも…」
春の陽気を感じる頃、ふとそんな風に感じたことはありませんか?
いちご狩りはもちろん家族の素敵な思い出ですし、その楽しさを否定するつもりは全くありません。ハウスの中に広がる甘い香りと、赤く実った宝石のような果実。子供たちの嬉しそうな顔。でも、心のどこかで「何か新しい体験をしてみたい」「子供に違う世界を見せてあげたい」と思ってしまうんですよね。
痛いほど、その気持ちが分かります。何を隠そう私自身、数年前に子供から「ねえ、お父さん。また、いちご?」と無邪気な一言を浴びて、ハッとした経験があるんです(笑)。その一言に、私たちは「フルーツ狩り」という広い世界の、ほんの入り口にしか立っていなかったのだ、と気づかされました。
もしあなたが今、少しでもそう感じているなら、最高のニュースがあります。実は、いちご狩りのシーズンが終わる初夏の訪れは、終わりではなく、新しいフルーツ狩りの世界の始まりの合図なのです。
この記事は、単なるフルーツ狩りのリストではありません。あなたの「次のお休み、どうしよう?」という悩みを完全に解決し、ご家族や大切な人との思い出を何倍にも色鮮やかにするための、いわば「幸せな週末への招待状」です。「いちご狩り じゃない フルーツ狩り」をテーマに、時期別の旬のフルーツから、誰と行くかに合わせた目的別のおすすめ、そして気になる料金のことから服装まで、あなたの知らないフルーツ狩りの世界の扉を、一緒にゆっくりと開けていきましょう。
- いちご狩りの直後はさくらんぼ・びわ・メロンが旬
- 夏から秋は桃・ぶどう・梨・りんごが最盛期
- 子供の学びには木になる果物(りんご・梨)が最適
- アウトドア感満載の果樹園なら太陽の下で楽しめる
- デートにはおしゃれなカフェ併設の桃・ぶどう狩りが人気
- 珍しい体験ならいちじく・キウイ狩りという選択肢も
- 予算や時期、目的に合わせた最適なフルーツ狩りが見つかる
なぜ今「いちご狩りじゃないフルーツ狩り」が注目されるのか?
春のレジャーの王様ともいえる、いちご狩り。その人気は絶大です。ですが最近、私と同じように「いちご狩り以外も知りたい!」と願う声が、静かに、しかし確実に大きくなっているのを感じます。まずは、なぜ「いちご狩り じゃない フルーツ狩り」がこれほどまでに私たちの心を惹きつけるのか、その理由を一緒に、もう少し深く探ってみましょう。きっと、「そうそう、まさにそれ!」と何度も頷いてしまうはずです。
理由1:シーズンの問題 - いちご狩りの旬(1月~5月)を逃してしまった
これは「あるある」ですよね。「今年の冬は忙しかったから、春になったら家族サービスでいちご狩りに…」なんて思っているうちに、仕事や学校行事に追われて気づけば5月も終わり。カレンダーを見て「しまった!」と頭を抱える。でも、それは決して失敗ではありません。むしろ、新しい扉を開けるチャンス。いちごの季節の終わりは、新しい季節のフルーツが「待ってました!」とばかりに旬を迎える、最高のスタートラインなのです。
理由2:マンネリ化 - 毎年同じで、新しい体験を求めている
家族の恒例行事、デートの定番。それ自体は、とても素敵なことです。でも、人間は不思議なもので、どんなに楽しいことでも繰り返していると、最初の感動や新鮮な驚きは少しずつ薄れていってしまうもの。「楽しかったね」の言葉のトーンが、少しだけ落ち着いてきたな、と感じたら、それは新しい冒険に出るサインかもしれません。いつもと違うフルーツ、いつもと違う景色、いつもと違う香り。その「いつもと違う」が、関係性に新しい風を吹き込み、思い出のアルバムに新しい色のページを加えてくれるのです。
理由3:体験内容 - ハウスではなく、開放的な屋外で楽しみたい
いちご狩りの多くは、天候に左右されないビニールハウスの中。それはそれで快適なのですが、心のどこかで「せっかくの休みなのだから、どこまでも広がる青い空の下で、思いっきり深呼吸したい!」と感じていませんか?木漏れ日を浴びながら、土の匂いを感じ、風の音に耳を澄ませる。木になっている果物を、太陽の光を直接感じながら自分の手でもぎ取る。そのアウトドア感あふれる体験は、単に果物を食べる以上の、五感すべてで自然と一体になるような、根源的な喜びを与えてくれます。
理由4:知識不足 - いちご以外にどんな選択肢があるか知らない
そして、これが一番大きな理由かもしれません。「フルーツ狩りに行こうか」という会話になった時、私たちの頭の中には、あまりにも強く「=いちご狩り」という方程式が刻まれてしまっています。でも、それは本当にもったいない!日本は世界でも有数の、四季折々のフルーツに恵まれた「フルーツ天国」。あなたがまだ知らない主役たちが、たくさんいるのです。
【時期別】いちご狩りの次に楽しめる!フルーツ狩り年間カレンダー
「理屈はわかった。じゃあ、結局いつ、何が狩れるの?」
お待たせしました!その最も重要な疑問に、ここで一気にお答えします。ここは、あなたのための「旬のフルーツ・バイブル」。未来の楽しい計画を立てるように、ワクワクしながら読み進めてみてくださいね。
初夏(5月下旬~7月上旬)- いちごの次に旬を迎えるフルーツ
いちごのシーズンがフィナーレを迎え、少し寂しさを感じる頃。その寂しさを吹き飛ばすかのように、初夏の爽やかな風と共に、キラキラと輝くフルーツたちが登場します。
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- さくらんぼ狩り:初夏の赤い宝石探し木に実るその姿は、言葉通り「赤い宝石」。太陽の光を浴びてルビーのように輝くさくらんぼを、自分の手でそっと摘み取り、そのまま口に放り込む…これ以上の贅沢があるでしょうか。佐藤錦や紅秀峰といった、普段は少し手を伸ばしにくい高級品種を、時間も忘れ、お腹いっぱいになるまで味わえるのは、産地ならではの特権です。背伸びをしながら、ちょっと高いところにある一番赤いのを狙う。その一連の動作は、まるで宝探し。子供はもちろん、大人だって夢中になってしまう魅力に満ちています。
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- びわ狩り:しっとりとした大人の味わいどこかノスタルジックで、上品な甘さが魅力のびわ。スーパーではプラスチックのケースに守られて、少しだけ澄まして並んでいるイメージですが、木になっている姿は、太陽の光をいっぱいに浴びて、生命力に溢れています。薄い皮をそっと剥いたときに広がる、みずみずしくて優しい香り。栽培されているエリアが限られているからこその特別感も、旅の目的として心をくすぐります。「今年は、びわ狩りに行ってきたんだ」なんて一言が、あなたのセンスの良さをさりげなく伝えてくれるかもしれません。
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- メロン狩り:夢の高級フルーツを、その手で「あの、高級なメロンを、自分で収穫できるの!?」誰もが一度は夢見る、フルーツ狩りの最高峰ではないでしょうか。網目が美しく入ったメロンが、つるからぶら下がっている光景は圧巻です。ずっしりと重いメロンを、専用のハサミで「チョキン」と収穫する瞬間。その手ごたえと達成感は、きっと忘れられない思い出になります。多くの農園では、キンキンに冷えた完熟メロンの試食も用意されています。最高のお土産になること間違いなしの、自分へのご褒美、そして大切な人への贈り物にぴったりの特別な体験です。
夏(7月~8月)- 太陽を浴びて楽しむアウトドアフルーツ
うだるようなような暑さの夏。でも、この強い日差しこそが、果物を甘く、濃く、美味しくするための最高のスパイスなのです。麦わら帽子を深くかぶり、青空と緑のコントラストが目にまぶしい農園で、夏だからこそ味わえる最高の体験を満喫しましょう。
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- 桃狩り:滴る果汁は、幸せの味農園に一歩足を踏み入れた瞬間に、ふわりと鼻をくすぐる、甘くて芳醇な香り。木になったまま完熟した桃を、そっと手に取り、そのままガブリと丸かじり!想像しただけで、口の中に幸せが広がりませんか?滴り落ちる果汁なんて、この際気にしない。ワイルドにかぶりつくのが、桃狩りの最高のマナーです。品種によって、白桃の繊細な甘さ、黄桃の濃厚な味わいなど、個性は様々。農園の人に「今一番のオススメはどの子?」と尋ねながら、自分だけの一番星を見つけるのも一興です。
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- ブルーベリー狩り:森の小さなサファイア摘みまるで森の中を探検するような気分で、紫黒色に輝く小さな実を見つけては摘み、見つけては摘み。ブルーベリー狩りは、どこか瞑想的な、穏やかな時間が流れます。一粒一粒は小さいですが、その味は驚くほど濃厚。目の高さくらいに実がなっているので、小さなお子さんでも無理なく自分の手で収穫できます。私が以前子供と行った時も、最初は一つずつ丁寧に摘んでいたのに、いつの間にか夢中になって、口の周りを紫色にしながらパクパク食べていました。料金も比較的リーズナブルな農園が多く、お財布に優しいのも家族連れには嬉しいポイントですね。
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- ぶどう狩り:品種の迷宮に酔いしれるまるでぶどうの宝石箱や!と叫びたくなるほど、多種多様なぶどうが頭上を埋め尽くす光景は、圧巻の一言。皮ごと食べられるシャインマスカット、王者の風格漂う巨峰、懐かしい甘さのデラウェア…。まるでワインのテイスティングのように、様々な品種を食べ比べできるのが、ぶどう狩りの最大の魅力です。ずっしりと重い房をハサミで切り取る時の「パチン」という小気味よい音は、収穫の喜びを実感させてくれます。木漏れ日が美しいぶどう棚の下は、雰囲気も抜群。おしゃれなデートにも、心からおすすめできます。
秋(9月~11月)- 味覚の秋を満喫するフルーツ
「天高く馬肥ゆる秋」ならぬ、「人肥ゆる秋」。実りの季節である秋は、まさにフルーツ狩りのゴールデンシーズンです。美味しいものがたくさんありすぎて、どこに行こうか本気で迷ってしまう。そんな嬉しい悲鳴が聞こえてくる季節です。
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- 梨狩り:最高のシャリシャリ感を求めてスーパーで買う梨ももちろん美味しい。でも、収穫したての、もぎたての梨にかじりついた時の、あの「シャリッ!」という衝撃的な音と、口の中であふれ出す洪水のような果汁。これは、産地でしか絶対に味わえない、特別な体験です。幸水、豊水、あきづき、新高…時期によって主役となる品種が次々と入れ替わるので、「今年は豊水を狙いに行こう」なんて、計画を立てるのも楽しいですよ。
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- りんご狩り:絵本の世界で、食育をどこまでも広がる青い空に、真っ赤なりんごの実。まるで海外の絵本の世界に迷い込んだかのような、フォトジェニックな光景が広がります。いつも食べているりんごが、こんな風に太陽の光を浴びて、木にぶら下がっているんだよ。その事実を子供が自分の目で見ることは、どんな絵本を読むよりも雄弁な「食育」になります。「蜜がたっぷり入った重いりんごはどれかな?」なんて、家族で品評会をしながら探す時間は、何にも代えがたい宝物です。
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- いちじく狩り:知る人ぞ知る、大人の愉しみ「え、いちじくって狩れるの!?」そう、狩れるんです。独特のとろりとした甘みと、中のプチプチとした食感がクセになるいちじく。栄養価も高く、特に女性にファンが多いフルーツです。どこかエキゾチックな雰囲気を持ついちじく畑は、落ち着いた大人のレジャーにぴったり。まだあまり知られていないからこそ、ちょっと通な体験として、静かに楽しみたい方におすすめです。
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- 柿狩り:日本の秋の原風景に、心を寄せて夕焼け空を背景に、たわわに実ったオレンジ色の柿。その光景は、私たちの心の中にある「日本の秋」のイメージそのもの。どこか懐かしく、心がほっこりと温かくなるような、優しい時間が流れます。最近では、甘柿だけでなく、渋柿を収穫して、農園で干し柿作りを体験できるユニークな場所も増えています。自分で作った干し柿の味は、きっと格別ですよ。
冬(12月~2月)- 寒い時期でも楽しめるフルーツ
コートの襟を立てたくなるような寒い冬。お出かけするのも少し億劫になりがちですが、冬には冬の楽しみが、ちゃんと待っていてくれます。ぬくぬくと暖かい服装で出かけて、この季節ならではのビタミンカラーの味覚を味わいましょう。
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- みかん狩り:太陽の色をした、冬のビタミン冬の風物詩、「こたつでみかん」。その主役を、自分の手で収穫しに行くのはいかがでしょう?山の斜面いっぱいに広がるみかん畑は、冬とは思えないほど鮮やかなオレンジ色に染まり、見ているだけで元気が出てきます。低い位置に実がなっているので、子供でも簡単に収穫できます。料金も非常に手頃なことが多く、「この袋いっぱいに詰めていいよ!」なんて言われると、ついつい夢中になってしまいますね。
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- キウイ狩り:意外な発見、追熟の楽しみこれもまた、意外と知られていない穴場のフルーツ狩り。ぶどう棚のように作られた木に、うぶげに覆われたキウイが鈴なりになっている様子は、なかなか見応えがあります。面白いのは、収穫したてのキウイはまだカチカチに硬いこと。家に持ち帰り、りんごなどと一緒に袋に入れておくことで、ゆっくりと追熟させるのです。「そろそろ食べごろかな?」と毎日キウイを触って確認する。そんな、家に帰ってからも続く楽しみがあるのが、キウイ狩りのユニークな魅力です。
【目的・悩み別】あなたにピッタリなフルーツ狩りはこれ!
さて、たくさんの魅力的なフルーツたちをご紹介してきましたが、「種類が多すぎて、逆に迷っちゃう!」と思われたかもしれませんね。大丈夫です。ここでは、あなたの今の気持ちや状況に合わせて、最高の選択肢を見つけるための「魔法の処方箋」をご用意しました。
家族連れ・子供の食育に!「木になる果物」収穫体験
子供にとって、世界は発見と驚きに満ちています。スーパーの棚にきれいに並べられた果物が、もともとは土に根を張り、太陽の光を浴び、雨や風に耐え、そして農家さんのたくさんの愛情を受けて育った「命」であること。その物語を、知識としてではなく、体験として子供の心に刻んであげること。これこそが、最高の「食育」ではないでしょうか。
- おすすめ:りんご狩り、梨狩り、桃狩り
- ポイント: 農園を選ぶ際にぜひチェックしてほしいのが、「低樹高栽培(ていじゅこうさいばい)」というキーワード。これは、子供たちの小さな手でも届くように、木をあえて低く育てる栽培方法のことです。親に抱っこしてもらわなくても、「自分で採れた!」というキラキラした達成感は、子供の自己肯定感を育み、食べ物への感謝の気持ちを自然と芽生えさせてくれます。帰り道、「自分で採ったりんご、おいしいね!」と頬張る我が子の顔は、きっと最高の思い出になりますよ。
デートがおしゃれに決まる!写真映えフルーツ狩り
大切な人とのデート。せっかくなら、ただ食事をするだけ、映画を見るだけでは終わらない、二人の心に深く刻まれるような、特別な時間にしたいですよね。緑あふれる農園は、それ自体が最高の舞台装置。どこを切り取っても絵になる空間で、自然と笑顔がこぼれ、二人の距離もぐっと縮まるはずです。
- おすすめ:ぶどう狩り(特にワイン用ぶどうの農園)、さくらんぼ狩り
- ポイント: 私自身も、記念日にワイナリーが併併設されたぶどう農園でデートをした経験があるのですが、それはもう最高の時間でした。ぶどう狩りを楽しんだ後、併設のレストランで美味しいランチとワインの試飲を楽しむ。木漏れ日の下で、他愛もない話をしながら笑い合う。そんな、何気ないけれどかけがえのない時間を過ごせます。農園選びの際は、ぜひ周辺のおしゃれなカフェやレストラン、景色の良いスポットなども一緒にリサーチしてみてください。それだけで、デートプランの深みが格段に増しますよ。
いちご狩りよりお得?コスパで選ぶフルーツ狩り
「レジャーは楽しみたい!でも、お財布のことも正直気になる…」その気持ち、すごくよくわかります。特に家族が増えると、出費はシビアな問題ですよね。ご安心ください。フルーツ狩りの中には、「え、こんなに楽しめてこの値段でいいの!?」と驚くほど、コストパフォーマンスに優れたものがあるんです。
- おすすめ:みかん狩り、ブルーベリー狩り
- ポイント: お得さを重視するなら、狙い目は「時間無制限の食べ放題」や「指定の袋に詰め放題」といったプランです。特にみかん狩りは、数百円程度の入場料だけで、園内では食べ放題、さらにお土産用の袋までついてくる、という夢のような農園も少なくありません。袋にパンパンに詰めたみかんの重さは、そのまま幸福の重さ。家に帰ってからも、採れたてのフルーツでジャムを作ったり、ご近所におすそ分けしたりと、楽しみが長く続くのも、コスパの良いフルーツ狩りの大きな魅力です。
フルーツ狩りに関するQ&A
さて、あなたの心はもう、次の週末のフルーツ農園へと飛んで行っている頃かもしれませんね。最後に、そんなあなたの背中をそっと押すために、「これって、どうなんだろう?」という、細かいけれど大切な疑問たちに、丁寧にお答えしていきます。これで準備は万端、あとは楽しむだけです!
予約はした方がいい?
これはもう、声を大にして言わせてください。予約は、絶対に、絶対にしていくことを心からおすすめします!
なぜなら、フルーツは自然の恵みだからです。その日の天候や、果物の生育状況によって、収穫できる量は毎日変わります。特に土日や祝日、そしてさくらんぼや人気のシャインマスカットといったスター選手たちは、予約だけで午前中に「本日の分は終了しました」なんてことも日常茶飯事。「せっかく早起きして、長い時間運転して来たのに…」という、家族の落胆した顔だけは見たくないですよね。公式サイトや電話で予約状況を確認する、その一手間が、最高の一日を約束してくれます。
どんな服装や持ち物がいい?
基本の服装は、「動きやすく、汚れてもいい服と、歩きやすい靴(スニーカーがベスト)」です。農園は、あなたが思っている以上にワイルドな場所。舗装されていない土の上を歩きますし、うっかり果汁が飛んでシミになってしまうこともありますからね。おしゃれも大事ですが、機能性重視が正解です。
それに加えて、私がいつもザックに忍ばせている「フルーツ狩り三種の神器」があります。それは、「ウェットティッシュ」「日焼け止め・帽子」「虫除けスプレー」です。特に、果汁でベタベタになった手を拭くためのウェットティッシュは、神様に見えるほどありがたい存在。日差しを遮るものがない農園も多いので、紫外線対策も忘れずに。自然の中には虫たちもたくさんいますから、苦手な方は虫除けスプレーもあると安心ですよ。
美味しい果物の見分け方は?
せっかく自分で選べるのですから、農園で一番の「べっぴんさん」を収穫したいですよね。これは果物の種類によって少しずつ違うのですが、長年いろいろな農園に通ううちに、農家のおじさんたちからこっそり教えてもらった、共通の秘訣があります。
それは、まず目で見て、「色が濃く、均一で、皮にハリとツヤがあること」。次に、手でそっと持って、「見た目よりも、ずっしりと重みを感じること」。これは、中に果汁がたっぷり詰まっている証拠です。そして最後に、鼻を近づけて、「甘くて良い香りがするもの」。五感をフルに使って、果物と対話するように選んでみてください。この「宝探し」の感覚こそ、フルーツ狩りの醍醐味なのです!
まとめ
いちご狩りのシーズンが終わっても、もう、がっかりする必要は全くありません。
それは、終わりではなく、新しい季節の扉が開く合図。あなたの知らない、もっと豊かで、もっと色鮮やかなフルーツ狩りの世界が、すぐそこに広がっているのです。
- いちごの次は、初夏の宝石さくらんぼや、上品なびわが待っている
- 夏には、太陽の下で滴る果汁の桃や、品種豊かなぶどうを頬張る喜びがある
- 秋は、りんごや梨、柿といった、まさにフルーツ狩りの最盛期で選び放題
- 冬だって、こたつのお供みかんや、追熟が楽しいキウイという選択肢がある
- 誰と行くか、どんな体験をしたいかで、楽しみ方は無限に広がる
この長い長い招待状を、次の週末の計画を立てるための「宝の地図」として、今まで知らなかった新しい「いちご狩り じゃない フルーツ狩り」の世界へ、ぜひ一歩、足を踏み出してみませんか?
きっと、あなたの毎年のカレンダーに、新しい彩りと、心からのお気に入りが加わるはずです。