初夏の爽やかな風が吹き始め、日差しの温もりを感じるようになると、私たちのファッションも少しずつ軽やかなものへと変化していきます。
厚手のコートやウールのセーターをクリーニングに出し、代わりにクローゼットの主役となるのは、風通しの良いリネンのシャツや、透け感が美しいシアー素材のブラウス、そして色鮮やかなサマーワンピースたちです。
洋服の衣替えが終わると、次に気になってくるのが小物のアップデートではないでしょうか。
特にバッグは、コーディネート全体の印象を大きく左右する重要なアイテムです。
初夏が近づくと涼しげなバッグを取り入れたくなりますが、「かごバッグはお気に入りの服が引っかかって傷んでしまう」「硬い素材が肌に擦れて痛い」「カジュアルすぎて通勤やきれいめの服装に合わない」といったリアルな悩みを抱える大人女性は少なくありません。
私自身も以前、心待ちにしていた初夏の休日に、おろしたての繊細なレースのブラウスにかごバッグを合わせて出かけたことがあります。
お気に入りのカフェで楽しい時間を過ごし、さあ帰ろうと椅子から立ち上がったその瞬間でした。
かごバッグの硬いささくれ部分が、ブラウスの繊細なレース生地にガッチリと引っかかってしまったのです。
慌てて外そうとしたものの時すでに遅く、美しいレースの糸がツーッと引きつれてしまい、お気に入りの服が一瞬にして台無しになるという、本当に悲しい思いをした経験があります。
せっかくの初夏のファッションを楽しむなら、服を傷つける心配や肌への痛みを気にすることなく、心からリラックスしてストレスなく持てるバッグを選びたいものです。
この記事では、かごバッグ特有のデメリットやストレスをすべて解消しながら、初夏から夏にかけて快適かつおしゃれに持てる「かごバッグ以外の夏バッグ」を厳選してご紹介します。
ポイント
- お気に入りの服の傷みや肌へのチクチク感を防ぐ柔らかい素材の夏バッグを紹介
- 30代40代の通勤やきれいめコーデに馴染む上品なデザインを提案
- 梅雨の雨に強くカビの心配がない撥水素材で手入れのストレスを解消
- ファスナー付きで防犯性が高く荷物もしっかり入る実用性を重視
- 量産型にならず周りと差がつく最新トレンドの夏バッグを厳選
かごバッグの不満を解消!服や肌を傷つけないストレスフリーな夏バッグ

初夏から夏にかけてのファッションは、シルクやシフォン、薄手のサマーニットなど、非常にデリケートな素材の服を着る機会がぐっと増えます。
また、ノースリーブや半袖など、肌の露出面積も大きくなる季節です。
初夏に活躍する薄手のニットやレース、ノースリーブでも安心して持てる、摩擦や引っかかりのない素材のバッグをご紹介します。
せっかく美しく着飾ったファッションも、バッグのせいで生地が傷んだり、肌が赤く擦れてしまったりしては元も子もありません。
かごバッグ以外の選択肢を知ることで、おしゃれの幅がぐっと広がり、毎日のお出かけがさらに楽しいものになるはずです。
引っかかりゼロで安心の「キャンバス・リネン混バッグ」
かごバッグの最大の弱点とも言えるのが、天然素材ならではの硬さと、編み目から飛び出した「ささくれ」です。
購入したばかりの頃は綺麗でも、使っているうちにどうしても細かい繊維が飛び出してきてしまいます。
これが、薄手のサマーニットや繊細なワンピースの強敵となります。
かごバッグ特有のささくれがないため、お気に入りのワンピースやデリケートな服にダメージを与えません。
キャンバスやリネン素材なら、軽やかで初夏らしい抜け感も演出できます。
まるで風通しの良い上質なリネンのシャツをふわりと羽織るように、バッグでも季節の移ろいと涼やかさを取り入れることができるのです。
私自身も以前、肌触りの良いシルク混のサマーカーディガンを着て、友人とホテルのラウンジへアフタヌーンティーに出かけた日のことです。
その日は奮発して買ったばかりの硬いラタン素材のかごバッグを持っていました。
楽しくおしゃべりをして、いざ席を立とうとバッグを腕にかけた瞬間、カーディガンの柔らかな糸がかごの隙間に絡まり、無惨にもほつれてしまったのです。
その後の帰り道は、服のほつれが気になってしまい、せっかくの優雅な気分もすっかりしぼんでしまいました。
それ以来、初夏から夏にかけてのデリケートな服装の日には、絶対に服を傷つけない、キャンバス地やリネン混の柔らかい布製バッグを選ぶようにしています。
これらの素材は、見た目が涼しげなだけでなく、触り心地もサラッとしていて非常に快適です。
特にリネンが混ざった素材は、特有のネップ(糸の節)がナチュラルで豊かな表情を生み出し、大人のカジュアルスタイルに程よいリラックス感と上質さをプラスしてくれます。
真っ白やエクリュ、サンドベージュといった明るく肌馴染みの良いトーンを選べば、どんな色の服にも合わせやすく、コーディネート全体がパッと華やぎます。
また、キャンバス素材は非常に丈夫で、少々の摩擦ではへこたれないという頼もしい一面も持っています。
お弁当や水筒を入れて公園へピクニックに行くようなアクティブなシーンでも、気兼ねなく持ち歩ける安心感があります。
お気に入りの服を傷つけるかもしれないという不安から解放されるだけで、お出かけの足取りは驚くほど軽く、自由なものになるのです。
肌当たりが優しく柔らかい「コットンメッシュ・マクラメ編み」

夏の暑い日に、ノースリーブのワンピースを着てお出かけをしたとき、硬いかごバッグが素肌に擦れて不快な思いをしたことはありませんか。
腕の内側や腰骨のあたりに、チクチクとした硬い繊維が何度も当たる感覚は、決して心地よいものではありません。
半袖やノースリーブを着て腕や腰にバッグが当たっても、チクチク痛くないのが柔らかい編みバッグの魅力です。
肌への優しさと夏らしさを両立できます。
私自身も以前、真夏のテーマパークへ遊びに行った際、斜めがけにした小さめのかごバッグを一日中持ち歩いていたことがあります。
汗ばんだ肌に硬い素材が絶えずこすれ続けた結果、夕方には腰のあたりが赤く腫れてしまい、夜にお風呂に入ったときにはヒリヒリと沁みて痛い思いをしました。
肌の露出が増える季節だからこそ、バッグが直接肌に触れたときの感触は、私たちが想像する以上に重要になってきます。
コットンメッシュやマクラメ編みのバッグは、ふんわりとした柔らかいコットン糸で丁寧に編み上げられているため、素肌に直接触れてもまったくストレスを感じません。
それはまるで、長年使い込んでふかふかになったお気に入りのタオルケットを抱え込んでいるような、ホッとするような優しい肌触りです。
ざっくりとした大きめの編み目は見た目にも非常に涼しげで、心地よい初夏の風が通り抜けていくような軽やかさを感じさせます。
また、こうした網目状のバッグは、中に入れる巾着やインナーポーチの色柄を透かして見せることで、その日の気分やファッションに合わせた無限のアレンジが楽しめるのも素晴らしいポイントです。
例えば、月曜日は爽やかなミントグリーンのポーチを入れて涼感を引き立て、週末のお出かけには華やかなラベンダーや花柄のポーチを入れてフェミニンに仕上げる、といった具合です。
マクラメ編みの長いフリンジが歩くたびに揺れるようなデザインのものは、シンプルな白Tシャツと色落ちしたデニムという究極にベーシックな組み合わせに合わせるだけで、一気にこなれたボヘミアンな雰囲気を演出してくれます。
肌への優しさを最優先に守りながらも、夏ならではの涼しげな季節感を存分に味わえる、非常に優秀で魅力的なアイテムと言えるでしょう。
30代・40代の通勤にも!きちんと感と上品さのある夏バッグ

年齢を重ねるにつれて、私たちのライフスタイルや出向く場所の雰囲気も少しずつ変化していきます。
20代の頃はどんなにカジュアルなアイテムでも若さと勢いで着こなせていたのに、30代、40代となると、TPO(時と場所と場合)に応じた「大人の品格」が求められる場面が増えてきます。
かごバッグの「ほっこり感」や「リゾート感」を抑え、オフィスカジュアルやきれいめレストランでの食事にもマッチする大人の選択肢を提案します。
初夏のファッションにおいて、通勤やフォーマルな場面でかごバッグ以外を選ぶことは、大人の女性としてのたしなみとも言えます。
仕事の場面でも浮かない、そして週末のきちんとしたお出かけにも自信を持って持てる、上品な夏バッグを見つけていきましょう。
若作り感を払拭する「レザー×異素材ミックスバッグ」
全身をカジュアルなアイテムだけで固めてしまうと、年齢とのバランスが崩れ、どこか無理をしているような違和感を覚えてしまうことがあります。
全面かご素材ではなく、キャンバスやPVCにレザーのパイピングや持ち手を合わせたデザインを選ぶことで、大人女性にふさわしい上品さと高級感を引き出せます。
私自身も30代半ばに差し掛かったある初夏の朝、お気に入りだった丸くてコロンとしたフォルムのかごバッグを、通勤用のきれいめなブラウスとセンタープレスのパンツに合わせて持ってみたことがあります。
しかし、玄関の全身鏡に映った自分の姿を見て、「なんだかバッグだけがピクニックに行くみたいに浮いている」「今の自分には、このほっこり感が可愛すぎて似合わないかもしれない」と戸惑ってしまいました。
結局その日は、いつもの重たい黒のレザーバッグに持ち替えて出社し、せっかくの初夏の涼しげな気分が台無しになってしまったという苦い経験があります。
そんな大人女性のリアルな悩みを美しく解決してくれるのが、キャンバスやリネン、あるいはクリア素材といった夏らしいベース素材に、上質なレザーを組み合わせた「異素材ミックス」のバッグです。
涼しげな素材感で季節の移ろいを表現しながらも、持ち手や底面、縁取りのパイピングなどに本革が使われているだけで、全体の印象がグッと引き締まり、クラス感が生まれます。
それはまるで、休日のラフな白Tシャツに、仕立ての良いテーラードジャケットをさらりと羽織ったときのように、洗練された大人の余裕と知性を感じさせる絶妙なバランスです。
レザーの部分がブラックや深いブラウン、上品なグレージュやネイビーといった落ち着いたベーシックカラーであれば、オフィスカジュアルの服装にもまったく違和感なく溶け込みます。
通勤時のカチッとしたストライプシャツや、とろみ素材のワイドパンツにもすんなりと馴染み、「仕事ができるきちんとした女性」という印象を与えてくれます。
さらに、そのまま仕事帰りにホテルのラウンジや素敵なレストランでディナーを楽しむことになっても、バッグがカジュアルすぎて恥ずかしい思いをすることはありません。
涼しげな季節感と、大人にふさわしいきちんとした品格を同時に手に入れられる異素材ミックスのバッグは、まさに一石二鳥の頼れるパートナーと言えます。
中身が見えない防犯対策!「ファスナー・フラップ付き自立型バッグ」

夏用のバッグといえば、涼しさや手軽さを重視するあまり、口が大きく開いたままのトート型や、簡易的なリボンや紐でキュッと結ぶだけの巾着タイプが多くなりがちです。
しかし、毎日の通勤で満員電車に乗ったり、人混みの多いショッピングモールへ出かけたりする際、バッグの中身が丸見えになってしまうのは非常に無防備であり、防犯面でも大きな不安が残ります。
口が開きっぱなしになる不安を解消。
しっかりと閉まるファスナーやマグネットフラップ付きで、防犯面も安心な自立型のきれいめバッグを紹介します。
お財布やスマートフォン、家の鍵といった大切な貴重品が、バッグの隙間からチラチラと覗いている状態は、心もとなくて常にバッグの口を手で押さえて警戒していなければなりません。
私自身も以前、口の開いたざっくりとしたかごバッグを持って満員電車に乗った際、人波に揉まれているうちに目隠し用の布がズレてしまい、中のお財布が隣の人から丸見えになってしまって、気が気ではなかった経験があります。
また、カフェで席を立った瞬間にバッグがバタッと倒れ、中からリップクリームやコンパクトミラーが床に散乱してしまい、顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしたこともありました。
そうした日常の小さな、しかし確実なストレスや不安を取り除くためには、バッグの開口部に端から端までしっかりと閉まるファスナーがついているものや、パチンと片手で留まるマグネットフラップ(ふた)がついているものを選ぶことが非常に大切です。
中身が誰からも見えないという安心感は、お出かけ中の精神的な疲労を驚くほど大きく軽減してくれます。
さらに、バッグの底にしっかりとしたマチがあり、中身が空の状態でも自立するタイプであれば、使い勝手は格段に向上します。
職場のデスクの横に置いたときや、レストランの椅子の横に置いたときにも、クタッとだらしなく倒れることなく、いつでもスマートで美しい佇まいを保ってくれます。
見た目のエレガントな美しさと、大切なものを守る実用的な防犯性を兼ね備えた自立型のバッグは、忙しい毎日を送る働く大人女性にとって、なくてはならない心強い味方です。
梅雨の雨も平気!お手入れ・収納の悩みを解決する実用夏バッグ

初夏から本格的な夏に向かう季節の変わり目には、どうしても避けて通れない「梅雨」という試練が待っています。
日本の高温多湿な気候は、ファッションアイテム、特に天然素材で作られた小物にとって非常に過酷な環境です。
天候が不安定な時期の悩みや、かごバッグ特有の「収納力のなさ」「オフシーズンの保管の面倒さ」を解決する機能的なバッグを紹介します。
かごバッグ以外の夏バッグの中には、雨や泥汚れに驚くほど強く、さらに収納のしやすさにも優れた、現代の生活に寄り添う実用的なアイテムがたくさん存在します。
水に強くてカビない「メルカドバッグ・洗える素材」
天然のストロー(麦わら)やラタン(籐)などで作られたかごバッグは、水に濡れると非常に傷みやすく、湿気の多い場所に少しでも長く保管しておくと、あっという間にカビが生えてしまうという厄介な弱点があります。
天然素材のように雨でカビる心配がなく、梅雨時でも気兼ねなく使えます。
プラスチックコードで編まれたメルカドバッグなら汚れもサッと拭き取れて衛生的です。
せっかく何店舗も回ってやっと見つけたお気に入りのかごバッグでも、朝のニュースで少しでも雨の予報が出ていれば、持ち歩くのをためらってクローゼットに戻してしまうことになります。
私自身も以前、奮発して購入した希少なアラログ(籐の一種)のかごバッグを、夏の終わりにきちんとお手入れせずにクローゼットの奥にしまってしまったことがあります。
そして翌年の初夏、ウキウキしながら取り出してみると、なんとバッグの網目の至る所に緑色のカビがびっしりと生えており、独特の嫌な臭いまで染み付いていて、泣く泣くゴミ袋に入れて処分したという、本当に絶望的な経験があるのです。
そんなお手入れや保管のストレスから完全に私たちを解放してくれるのが、水に強い素材で作られた機能的なバッグです。
特に近年、感度の高いセレクトショップなどでも大人気を集めている「メルカドバッグ」は、リサイクルプラスチックのコードを職人が手作業で緻密に編み込んで作られており、驚くほど水や汚れに強いのが最大の特徴です。
突然のゲリラ豪雨に見舞われてバッグがびしょ濡れになってしまっても、帰宅後に乾いたタオルでサッと拭き取るだけで、すぐに元の美しい状態に戻ります。
雨上がりの水たまりで泥はねが気になったときや、海やプールで砂がついてしまったときは、なんとシャワーの水で丸洗いすることさえできるのです。
それはまるで、汚れを気にせず毎日履けるお気に入りのスニーカーのように、常に手軽に清潔さを保てるということです。
最近ではアルコールティッシュでサッと除菌できる点も、衛生面を気にする大人女性から高く評価されています。
メキシコの伝統的な幾何学模様から、シックで都会的なモノトーンカラーまでデザインも非常に豊富で、どんよりとした雨の日でも気分が沈むことなく、色鮮やかなバッグを持って明るい気持ちでお出かけできるのは、本当に素晴らしいことだと思います。
長財布や水筒もすっぽり!型崩れしない大容量バッグ

夏のお出かけは、熱中症対策のためのマイボトルや、汗を拭くためのタオルハンカチ、こまめに塗り直したい日焼け止めを入れたコスメポーチ、そして強い日差しを遮る日傘や急な雨に備えた折りたたみ傘など、私たちが想像する以上に荷物が多くなりがちです。
形が固定されているかごバッグと違い、柔軟性があり荷物がしっかり入るバッグを厳選。
長財布や日傘、マイボトルを入れても不恰好になりません。
硬い天然素材のバッグは、どんなに力を入れても形が変えられないため、決められた容量以上のものを無理に詰め込もうとすると、長財布の角が引っかかって出し入れができなくなったり、水筒の丸い形がバッグの表面にボコッと不自然に浮き出てしまったりします。
それはまるで、サイズの合わない小さな箱の中に、無理やりいびつな形のパズルのピースを押し込んでいるような、非常に大きなもどかしさとストレスを感じさせます。
私自身も以前、小さめのかごバッグに長財布とスマートフォンを無理やり入れた結果、どうしても水筒が入らなくなってしまい、結局大きなエコバッグをサブバッグとしてもう一つ持ち歩く羽目になり、ちっともスマートなお出かけにならなかった失敗談があります。
そんな夏の収納力の悩みを美しく解決するには、素材に柔軟性があり、底のマチがしっかりと広く取られている大容量のバッグを選ぶのが一番の正解です。
例えば、軽くて丈夫なナイロン素材のトートバッグや、大きめに編まれたしなやかなマクラメ編みのビッグトートであれば、中に入れる荷物の形や量に合わせて、バッグ自体が程よく形を変えて馴染んでくれます。
水筒や折りたたみ傘を立てて収納できる専用の縦型ポケットや、鍵やリップなどの小物が迷子にならないための細かい仕切りがついている機能的なタイプなら、バッグの中で荷物がぐちゃぐちゃになることもありません。
必要なものがすべてスッキリと一つのバッグに収まり、見た目もパンパンにならずスマートなまま持ち歩ける大容量バッグは、フットワーク軽くアクティブに動きたい夏のお出かけに欠かせない、頼りになる存在です。
折りたたんで省スペース!クローゼットで邪魔にならない保管術
夏が終わり、涼しい秋風が吹き始めると、大活躍した夏用バッグをクローゼットにしまう衣替えの時期がやってきます。
しかしここで、多くの人が頭を抱える大きな問題が発生します。
かごバッグ最大の弱点である「収納スペースの確保」を解決。
オフシーズンはコンパクトに折りたたんでしまえる、保管がラクな夏素材のバッグを紹介します。
硬くて絶対に形を崩すことができないかごバッグは、驚くほど場所を取るという物理的な問題に直面するのです。
限られたマンションのクローゼットのスペースの中で、ポツンと大きな立体物が鎮座しているのは、ただでさえ冬物のコートやニットで溢れかえる収納事情において、かなりの死活問題となります。
かごバッグは上から重いものを乗せることもできず、重ねて収納することもできないため、非常に厄介な存在になりがちです。
私自身も以前、賃貸マンションの狭いクローゼットの中で、大きさの違うかごバッグが3つも並んで冬服の収納スペースを大きく圧迫しており、イライラしながら無理やり隙間に押し込んだ結果、春に取り出してみたら持ち手が無惨に歪んで変形してしまっていたという失敗経験があります。
そうした毎年のオフシーズンの保管の煩わしさを根本から解決してくれるのが、ペタンコに折りたためる柔らかい素材のバッグです。
しなやかな布製のトートバッグや、柔らかいコットン糸で編まれたネットバッグ、あるいは芯地が一切入っていない軽やかなナイロンバッグなどは、使わないときにはハンカチのようにコンパクトにたたんで収納することができます。
それはまるで、かさばる厚手の冬用ダウンコートを圧縮袋に入れて空気を抜き、ペタンコにしてしまうような、限られた空間を最大限に有効活用できる素晴らしい快感です。
引き出しのちょっとした隙間に差し込んだり、普段使っている大きめのバッグの内側に忍ばせておくこともできるため、秋から冬にかけての長いオフシーズンの間、収納場所で頭を悩ませることはもう二度とありません。
また、こうした折りたためるバッグは、夏の旅行の際にスーツケースの隙間にポンと入れて持っていき、旅先での身軽な散策用バッグとして活用できるという嬉しいメリットもあります。
手入れが簡単で収納もコンパクトなバッグを選ぶことは、ファッションを楽しむだけでなく、住まいの空間や暮らし全体を快適にするための、非常に賢く合理的な選択と言えるでしょう。
量産型を脱却!周りと差がつく今年のトレンド夏バッグ

初夏になると、街を歩く多くの女性が一斉に定番のかごバッグを持ち始めます。
確かにかごバッグは季節感を演出する便利なアイテムですが、あまりにも多くの人が同じようなものを持っていると、自分自身の個性が埋もれてしまうように感じることはありませんか。
街中が「かごバッグだらけ」になる季節に、人と被らず、かつ今年らしいトレンド感をしっかりアピールできる最旬バッグを提案します。
初夏のファッションは、みんなが同じようなアイテムに頼りがちになるからこそ、あえてかごバッグ以外を選ぶことで、あなたらしい個性がキラリと光ります。
新しい視点で選んだ夏バッグで、マンネリ化したスタイルから抜け出し、新鮮なファッションを楽しみましょう。
人と被らない!デザイン性の高い「クリア(PVC)素材バッグ」
休日に人気のカフェやショッピングモールへ出かけると、すれ違う女性の多くが、持ち手が黒いリボンで巻かれたような、よく似た形のかごバッグを持っていることに気づくことがあります。
定番だからこそどんな服にも合わせやすいという安心感はありますが、「みんなと同じ量産型のファッションに紛れ込んでしまうのはちょっとつまらない」と感じる大人の女性も多いのではないでしょうか。
中身が見えすぎる不安は、おしゃれなインナーポーチ付きを選ぶことで解決。
透け感が涼しげで、個性と今っぽさを同時にアピールできます。
私自身も以前、気合を入れておしゃれをして出かけた休日のショッピングビルで、自分とまったく同じデザインのかごバッグを持った人とエスカレーターで真横に並んでしまい、なんとも言えない気まずさと恥ずかしさを味わったことがあります。
そんな量産型のマンネリを打破し、一歩先を行く洗練されたおしゃれを楽しみたい方におすすめなのが、デザイン性の高いクリア(PVC)素材のバッグです。
ガラスのように光を美しく反射する透明な素材は、見た瞬間にハッとするような圧倒的な涼しさと、都会的でモダンな雰囲気を醸し出します。
それはまるで、真夏の暑い午後、お気に入りのカフェで目の前に出された、氷がたっぷり入って結露したグラスのように、視覚から直接涼を届けてくれる清涼感あふれるアイテムです。
「でも、透明なバッグだと中に入れているお財布や鍵、メイクポーチなどが全部見えてしまって恥ずかしい」と、購入を躊躇する方もいるかもしれません。
実は私自身も以前、流行りに乗って中身が透けるクリアバッグを買ったものの、ごちゃごちゃとした私物が丸見えになるのが気になってしまい、結局クローゼットの肥やしにしてしまった経験があるのです。
しかし、最近の大人向けにデザインされたクリアバッグは、あらかじめ中身を隠すための素敵な柄や色使いのインナーポーチがセットになっているものが数多く登場しています。
見せたいお気に入りのサングラスや、パッケージの可愛いハンドクリームだけを透明な部分とポーチの隙間にのぞかせ、絶対に見せたくない貴重品や生活感のあるアイテムはポーチの中にしっかりと隠すという、緻密に計算された高度なおしゃれを楽しむことができます。
中に入れるポーチの素材を、キャンバス地から秋口にはレザーやスエード調のものに変えることで、季節を超えてまったく違った表情を引き出せるのも魅力の一つです。
さらに、持ち手の部分がバンブー(竹)やウッド(木)素材になっているものを選べば、クリア素材のモダンさに天然素材の温かみが加わり、大人にふさわしい落ち着きと高級感が格段にアップします。
「それどこの?」と聞かれる!今年らしい夏っぽさの取り入れ方

かごバッグを持たないという選択をしたとき、「では代わりに何を持てば、季節外れにならずに夏らしく見えるのか」と迷ってしまうかもしれません。
季節感のまったくない、重たくて暗い色のレザーバッグのままでは、せっかくの明るい初夏の装いが、全体的に野暮ったく重苦しい印象に見えてしまいます。
ただかごバッグを避けるだけでなく、シルバーやメタリック素材のバッグ、スポーティなナイロンバッグなど、今年のトレンドを押さえた「新しい夏バッグの選び方」を解説します。
そこでおすすめしたいのが、夏のギラギラとした太陽の光に美しく映える、メタリック素材のバッグです。
特にシルバーカラーのバッグは、夏の強い日差しを反射してキラキラと輝き、コーディネート全体に涼しげでシャープなエッジを効かせてくれます。
シルバーは実はどんな色にも馴染む万能カラーであり、顔まわりや手元を明るく照らすレフ板のような効果も期待できます。
私自身も今年、思い切ってシルバーの小ぶりなトートバッグを初めて取り入れてみた日、職場の後輩やよく行くカフェの店員さんから「そのバッグ、すごく素敵ですね。どこのブランドですか?」と立て続けに声をかけられ、まるでパッと視界が開けたような爽快な気分になり、とても嬉しかったエピソードがあります。
アクセサリー感覚で持てるシルバーバッグを一つ取り入れるだけで、シンプルな白黒のモノトーンコーデや、淡いブルーのワンピースが、途端に都会的で洗練された印象に生まれ変わるのです。
また、近年のトレンドとして絶対に見逃せないのが、シャカシャカとしたナイロン素材を使った、少しスポーティなテイストのバッグです。
アウトドアの要素を取り入れたドローストリング(巾着)仕様のものや、斜めがけができるカラフルなパラコードのストラップがついたものは、コンサバになりがちな大人のカジュアルスタイルに、今年らしいリラックスした抜け感を与えてくれます。
一見するとスポーティすぎて若者向けのように感じるかもしれませんが、あえて女性らしいふんわりとしたティアードスカートや、とろみのあるきれいめのブラウスに合わせるのが、今年らしい大人のバランスです。
それはまるで、甘いショートケーキに少しだけビターなスパイスを効かせて大人の味に仕上げるような、計算し尽くされた絶妙なミックスコーディネートと言えます。
周りの友人や同僚から「そのバッグ、すごくおしゃれ!どこの?」と興味を持たれるような、あなたらしい新鮮でトレンド感あふれる夏バッグを見つけて、初夏から夏のファッションを心ゆくまで存分に楽しんでください。
初夏ファッションの悩み!かごバッグ以外の夏バッグまとめ

まとめ
- 服へのダメージや肌への刺激を防ぐためキャンバス地や柔らかい編みバッグが最適
- レザー素材や異素材ミックスを選ぶことで30代40代の通勤やきれいめファッションにも調和
- 天候が不安定な梅雨の時期はカビに強いメルカドバッグや洗える撥水素材が安心
- 貴重品を守るファスナー付きで水筒なども型崩れせず入る自立型の実用性が重要
- クリア素材やシルバーなどトレンド感のあるかごバッグ以外の夏バッグで個性を演出