続かない・時間のないワーママのブログ術|月1更新でもOKな5つの発見

仕事と育児に追われる毎日、本当に、本当にお疲れ様です。 「自分の時間を作って、何か新しいことを始めたい!」 そんな前向きな気持ちで、期待に胸を膨らませて始めた、あなただけのブログ。それなのに、ふと気づけば、もう何週間も、何ヶ月も、管理画面へのログインすらしていない…。

スマートフォンのカレンダーに、かつて自分で設定した「ブログ更新日」の通知が虚しく表示されるたびに、胸がチクリと痛む。「今日も書けなかった…」と罪悪感を抱いたり、「他の人はあんなにキラキラしているのに…」と、SNSで目にする他のブロガーの活躍に、言いようのない焦りを感じたり。

そんな風に、一人きりで自分を責めてしまっているワーママは、決してあなた一人ではありません。何を隠そう、この文章を書いている私自身も数年前、第一子の育休から復帰した直後、まさに同じ壁にぶつかっていました。仕事と育児という二つの大きな波に飲まれ、ブログが続かないという現実に直面し、時間ないことを言い訳にして、何度も、何度も「もうやめよう」と挫折しかけた経験があるのです。

この記事では、そんな過去の私と同じように、出口の見えないトンネルの中で悩んでいるあなたへ、時間がないワーママだからこそ実践できる「頑張りすぎない」ブログ継続術を、私の赤裸々な実体験と、そこから得た学びを交えながら、具体的にお伝えしていきます。

難しい専門用語や、トップアスリートのような根性論は、ここには一切登場しません。この記事を読み終える頃には、あなたの肩に重くのしかかっていた荷がふっと軽くなり、「私にも、できるかもしれない」と、明日からまた、あなたのブログと前向きに向き合えるようになっているはずです。

この記事のポイントテキストが入ります。

・完璧を目指さず「6割できたら公開」と心得る

・「毎日更新」という呪いを解き「月1更新」でも自分を褒める
・書く時間を「作る」のではなく今ある「スキマ時間」を徹底活用する
・スマホ一つで全てが完結する「モバイル執筆フロー」を身につける
・ネタ探しも執筆も「ながら作業」で日常の中に仕組み化する

なぜ、ワーママのブログは続かないのか?3つのリアルな理由

まず最初に、あなたにお伝えしたい大切なことがあります。ブログを続けられない自分を「意志が弱いからだ」とか「根性がないからだ」なんて、決して、決して責めないでください。あなたのブログが続かないのには、ワーキングマザーという特有の環境下にいるからこその、あまりにもリアルで、切実な理由があるのです。まずは、その「見えない敵」の正体を、一緒に見つめていきましょう。

理由1:圧倒的に足りない「自分だけのまとまった時間」

これは、言うまでもないことかもしれませんが、全ての土台となる、最も根源的な理由です。

朝は、まるで戦場。自分の準備と子どもの準備を同時並行でこなし、朝食を食べさせ、保育園へ送り届ける。会社に着く頃には、もうすでに一仕事終えたかのような疲労感。日中は仕事のタスクと時間に追われ、夕方、慌ただしく子どもを迎えに行き、帰宅すれば第二ラウンドのゴングが鳴る。夕食の準備、お風呂、宿題のチェック、そして寝かしつけ…。まるで、次から次へと新しいミッションが間髪入れずに降ってくる、高難易度のリアルタイム戦略ゲームのようです。

「よし、子どもが寝た後、今から1時間だけブログを書こう!」

そう思えるような「まとまった自分だけの時間」は、ワーママの日常において、もはや伝説上の生き物くらい、見つけ出すのが難しいものです。

私にも経験があります。夜10時、ようやく静まり返ったリビングで、意を決してパソコンを開く。しかし、画面の明かりが目に染みるだけで、頭は全く働かない。まぶたは重力に逆らえず、数分後には、キーボードを打つどころか、机に突っ伏して眠ってしまっている…。そんな日が、一日や二日ではありませんでした。時間がないというのは、単なる言い訳ではなく、紛れもない事実なのです。

理由2:仕事と育児で使い果たす「精神的エネルギー」

ブログを書くという行為は、実は、私たちが思う以上に「精神的なエネルギー」を消耗します。ロールプレイングゲームで言えば、「MP(マジックポイント)」のようなものでしょうか。

「今日は、何について書こうかな?」 「この表現で、読者の方の心に響くかな?」 「どんな情報を盛り込んだら、喜んでもらえるだろう?」

このように、頭の中で様々な思考を巡らせ、言葉を紡ぎ出す作業は、多くのMPを必要とします。しかし、ワーママの日常は、このMPをいかに大量に消費するものであることか。

仕事では、上司への報告、後輩への指示、取引先との交渉、複雑な資料作成など、常に頭をフル回転させてMPを消費します。家庭に帰れば、子どもの「なんで?どうして?」という純粋な質問に答え、夫婦間の細やかなコミュニケーションを取り、家族全員の健康や明日以降のスケジュールを管理する。ここでもまた、MPはどんどん削られていきます。

一日の終わりには、スマートフォンのバッテリー残量表示のように、あなたの精神的エネルギーは、限りなく1%に近い状態まで消耗しきっているのです。例えるならば、ガソリンが完全に空っぽの車で、富士山の頂上を目指そうとするようなもの。アクセルを踏んでもエンジンがかからないのは、あなたのせいではなく、当然のことなのです。

理由3:「ちゃんとした記事を書かなきゃ」という見えないプレッシャー

「せっかく貴重な時間を使って書くのだから、誰が読んでも唸るような、ちゃんとした記事にしなきゃ」 「誤字脱字なんて、もってのほか。完璧な文章じゃないと、ブロガーとして失格だ」

もともと真面目で、何事もきちんと、丁寧にこなしたいあなただからこそ、この「完璧主義」という名の、見えないプレッシャーに心を蝕まれていませんか?

このプレッシャーの根源には、「中途半端なものを世に出すことへの恐怖」や、「この記事の出来栄えが、母親として、社会人として、そして一人の人間としての自分の評価に繋がってしまう」という、無意識の思い込みが隠れていることがあります。

私自身が、まさにこの罠にハマっていました。「この記事には、関連するデータも、専門家の意見も、そして感動的なエピソードも、全て盛り込まないとダメだ」と、自分自身で勝手にハードルを上げ、一つの記事を完成させるのに、平気で何週間もかけていました。そして、そのあまりのハードルの高さに、次第に書くこと自体が、楽しいものではなく、苦しい「ノルマ」に変わってしまったのです。

この完璧主義は、ブログ継続における、非常に手強く、そして巧妙にあなたの心を攻撃してくる「ラスボス」のような存在だと言えるでしょう。

時間がないワーママが月1更新でもブログを続ける5つの超具体的テクニック

さて、続かない理由、つまり「見えない敵」の正体がはっきりと見えてきましたね。それではいよいよ、その敵を華麗にかわし、あるいは賢く手なずけるための、具体的な戦術(テクニック)をお伝えします。「ブログが続かないワーママでも、時間ない中でどうすればいいの?」という、あなたの切実な問いへの、私からの5つの処方箋です。どれも、今日この瞬間から試せる、具体的で優しいものばかりですよ。

テクニック1:「完璧」を捨て「6割できたら公開」する勇気

先ほど「ラスボス」と表現した、あの手強い完璧主義を倒すための、最も効果的で、即効性のある武器。それが、**「6割の出来でも、えいっと公開してしまう」**という、小さな、しかし偉大な勇気です。

お料理に例えるならば、三つ星レストランのシェフが、何十もの工程を経て作り上げる芸術的なフルコースを目指すのを、一旦やめてみるのです。その代わりに、新鮮な卵と、炊き立てのご飯と、お気に入りのお醤油で、ササっと作る「極上の卵かけご飯」を、まず食卓に出してみるイメージです。たとえ卵かけご飯一品でも、お腹はきちんと満たされますし、食べた人は「美味しい!」と心から満足してくれますよね。

ブログの記事も、全く同じです。あなたが「まだ70点かな…」と感じる記事でも、その情報を喉から手が出るほど欲している読者にとっては、120点の価値があるかもしれません。それに、Web上の記事の最も素晴らしいところは、後からいくらでも、何度でも、修正・加筆ができるという点です。

「あ、この記事に、あの便利グッズの写真も追加しよう」 「ここの表現、少し硬いから、もっと優しい言葉に直そう」

公開した後に、まるで我が子を育てるように、あるいは、お気に入りの庭木の手入れをするように、記事を「育てていく」という感覚を持つのです。

私自身、この「6割公開術」を初めて試した時のことを、今でも鮮明に覚えています。それまで何週間もかけて一つの記事を書いていた私が、たった3日で書き上げた記事を、ドキドキしながら公開ボタンを押したのです。その瞬間、まるで背中に背負っていた重い鎧を脱ぎ捨てたかのような、信じられないほどの解放感がありました。

まずは、全体の6割が書けていればOK。誤字脱字も、後で直せばいい。それくらいの気軽さで、一度、勇気を出して公開ボタンを押してみてください。その一押しが、止まっていたあなたのブログの歴史を、また力強く一歩、前へと進めてくれます。

テクニック2:「毎日更新」の呪いを解く。あなたのペースが正解

「ブログで成功するなら、毎日更新が基本!」 「まずは100記事、毎日書きましょう!」

このような言葉を、あなたも一度は、いや、何度も目にしたことがあるかもしれません。確かに、それは一つの理想の形ではあります。しかし、心身ともにエネルギーが限られているワーママにとって、それはあまりにも過酷で、現実離れした「呪いの言葉」になりがちです。

毎日更新は、100メートル走のような短距離走です。全速力で走れば、景色を楽しむ余裕もなく、すぐに息が上がってしまいます。ワーママが目指すべきブログ運営は、道端に咲く花に気づいたり、気持ちの良い風を感じたりしながら、自分のペースで一歩一歩進んでいく、長い長い道のりのハイキングのようなものです。

週に1回でも、月に1回でも、あるいは、2ヶ月に1回でも。あなたが決めたペースで、あなたが更新できたのなら、それは他の誰でもない、あなたにとっての、紛れもない「大正解」なのです。

もしあなたが今、「どんなペースで進めばいいかすら分からない」と感じているのなら、私から一つ、具体的な提案があります。それは、まず**「月に1記事だけ、完成させる」ことを目標に設定してみる**ことです。

「月に1回なら、あの忙しかった先月でも、なんとかなったかもしれない…」 そう思えませんか?そして、もしその目標をクリアできたなら、手帳やカレンダーに、これでもかというくらい大きな花丸を付けて、自分自身を思いっきり褒めてあげてください。帰り道に、コンビニで一番値段の高い、リッチなアイスクリームを買って帰るのも、最高のセルフケアになりますよ。

他人と比べる必要は、全くありません。あなたの心が「これなら、楽しいかも」と感じられるペースこそが、最も長く、そして幸せにブログを続けるための、唯一無二の秘訣なのです。

テクニック3:スキマ時間を制する「スマホ完結」執筆フロー

「まとまった時間が取れないなら、スキマ時間を使えばいい」 これもまた、よく言われることですが、問題は、その「どうやって?」の部分ですよね。机に向かってパソコンを開く、という行為そのものが、ワーママにとっては一つの「一大イベント」なのですから。

そこで私が行き着いた、そして今も実践している答えが、ブログ執筆に関する全ての工程を、スマートフォン一台で完結させてしまうという、究極の執筆フローです。

<スマホ完結執筆フロー・4ステップ>

  • ステップ1:ネタの閃きを逃さない「瞬間キャプチャ」 アイデアというものは、シャワーを浴びている時や、通勤電車に揺られている時など、リラックスしている時にふと舞い降りてくるものです。その貴重な瞬間を逃さないために、スマートフォンの音声入力やメモアプリ(標準のメモ帳、Google Keep、Evernoteなど)をとにかく活用します。思いついた瞬間に、キーワードだけでも、単語だけでも、声に出して録音したり、打ち込んだりします。「後でまとめよう」は禁物。その場で捕まえるのが鉄則です。
  • ステップ2:骨子を作る「モバイル・アウトライン」 捕まえたネタを、記事の「骨格」にしていきます。これもスマホのメモアプリで十分です。まず、読者が最も知りたいであろう結論から考え、それを元に、H2、H3といった見出しを箇条書きで作っていきます。この段階では、文章にする必要はありません。ただ、話の順番を決めるだけです。これが出来上がるだけで、記事の8割は完成したも同然です。
  • ステップ3:肉付けする「音声入力ドラフティング」 いよいよ文章を書いていきますが、ここでも指は使いません。主役は「声」です。スマホの音声入力機能を使って、まるで誰かに話しかけるように、見出しに沿って内容を喋っていくのです。最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、慣れてしまえば、手で入力する3倍以上のスピードで下書きが完成します。完璧な文章を目指さず、とにかく思いついたことをどんどん声に出していくのがコツです。
  • ステップ4:整える「アプリでの最終仕上げ」 音声入力で作成した下書きを、WordPressやはてなブログなどの公式アプリを使って、文章として整えていきます。誤字脱字の修正、改行、簡単な装飾などを行います。ここまでくれば、あとは公開ボタンを押すだけ。

この4ステップなら、それぞれの工程を5分〜15分のスキマ時間で行うことが可能です。まるで、パズルのピースを一つずつ、丁寧にはめていくように、気づけば一つの大きな絵(記事)が完成している。これが、ワーママのための現代的なブログ執筆術です。

テクニック4:ネタは探さない。日常に転がっている「ながら収集術」

「ブログに書く、特別なネタなんて何もありません…」 これも、ブログが続かないと感じる方が、必ずと言っていいほど口にする言葉です。しかし、断言します。ワーママの日常は、実は、誰もが読みたがる「ネタの宝庫」なのです。ただ、その価値に、あなた自身が気づけていないだけ。

ここで大切なのは、ネタを「探しに行こう」と意気込むのをやめることです。そうではなく、あなたの日常の中で、心が少しでも動いた瞬間を、「これはネタになるかも?」というフィルターを通して眺め、**何かしながらサッと収集する「ながら収集術」**を身につけることです。

<あなたの「当たり前」が、誰かの「知りたい!」になる>

  • 時短家事の工夫: あなたが無意識にやっている「夕食の準備が15分早くなる手順」や、「洗濯物をたたむ手間が激減する干し方」は、他のママにとっては喉から手が出るほど知りたい情報です。
  • 育児グッズのリアルな感想: 「この抱っこ紐、確かに機能は良いけど、装着が意外と面倒…」「このおもちゃ、コスパ最高!うちの子は3時間も集中してくれた!」といった、忖度のないリアルなレビューは、購入を迷っている人の背中を押す、何より信頼できる口コミになります。
  • 子どもとのやり取りで感じたこと: 子どもが発した、思わず笑ってしまった一言や、ハッとさせられた純粋な問いかけ。それらを書き留めておくだけで、読者の心を温かくする、共感性の高いエッセイになります。
  • 仕事での失敗談や学び: 「後輩への指示の出し方で大失敗した話と、そこから学んだ3つのこと」といった失敗談は、同じように悩む誰かを勇気づける、価値あるコンテンツに変わります。

ネタ帳を片手にパソコンの前で唸る時間は、もう必要ありません。あなたの日常、あなたの「当たり前」こそが、誰にも真似できない、最高にオリジナリティ溢れるネタの源泉なのです。

テクニック5:1記事を分割執筆。「1日15分、1見出し」ルール

1本3000字の記事を一度に書き上げようとすると、それはまるで、目の前にそびえ立つ、頂上が霞んで見えるほどの高い山のように感じられます。登り始める前から、「やっぱり、私には無理だ…」と心が折れてしまいますよね。

であるならば、その高い山を、鼻歌を歌いながらでも登れるような、いくつもの「小さな丘」に分割してしまいましょう。そのための魔法のルールが、**「1日15分だけ、1つの見出しだけ書く」**というものです。

例えば、この記事のように、いくつかのH2見出しと、その中にいくつかのH3見出しがある構成を考えてみてください。

  • 月曜の夜、子どもが寝た後の15分: 導入文だけを書いてみる。
  • 火曜の通勤電車の中、15分: 1つ目のH3見出しの内容を、音声入力で下書きする。
  • 水曜のお昼休み、15分: 2つ目のH3見出しの文章を、スマホで整える。

このペースでコツコツと進めていけば、2週間もあれば、無理なく、そして苦痛なく、1本の質の高い記事が完成します。「1日たったの15分だけ」と決めてしまえば、心理的な負担は、驚くほど軽くなります。それはまるで、毎日少しずつ進める、大人のための通信教育の課題のようです。あるいは、毎日15分だけピアノの練習をするように。気づいた頃には、ちゃんと一曲、弾けるようになっているのです。

この方法のもう一つの素晴らしい点は、途中で疲れてしまったり、急な子どもの発熱があったりしても、「今日はここまで」と、何の罪悪感もなく中断できることです。そして翌日、あるいは数日後、また新鮮な気持ちで、次の「丘登り」を再開すれば良いのですから。

これで心が軽くなる。ブログを続けるためのワーママ流マインドセット

さて、ここまで具体的なテクニックについてお話ししてきましたが、最後にもう一つ、テクニックと同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上に大切な「心構え(マインドセット)」についてお話しさせてください。どんなに優れた道具や戦術を持っていても、それを使う兵士の心が疲弊していては、戦いに勝つことはできません。あなたの心を、ふんわりと、そして力強く支えてくれる、お守りのような言葉を3つ、贈ります。

誰かと比べない。1ヶ月前の自分より書けていれば100点

SNSを開けば、毎日のように記事を更新し、多くの読者から「いいね!」や温かいコメントをもらっている、キラキラしたブロガーが目に飛び込んできます。それを見て、「それに比べて、私はなんてダメなんだろう…」と、ベッドの中でため息をついてしまう気持ち、痛いほど、本当に痛いほどよく分かります。

しかし、その、あなたを苦しめるだけの競争は、今日、この瞬間をもって、やめてしまいましょう。あなたが戦うべき相手は、華やかに見える他の誰かではありません。あなたが向き合うべきは、たった一人。**「過去の自分」**だけです。

「先月は、疲れ果てて1記事も書けなかったけど、今月は、たった一行でも下書きを進めることができた!」 「3ヶ月前は、ブログの管理画面を開くこと自体が苦痛だったけど、今は、誰かのブログを読んで『この表現、素敵だな』と前向きに思えるようになった」

そんな、他の人から見れば、あまりにも些細で、気づかれもしないような小さな一歩でも、それは紛れもなく、あなたにとっての素晴らしい「前進」であり、「成長」です。

私たちは、オリンピックに出場するアスリートではありません。ブログという舞台で、他のランナーのタイムを気にする必要など、全くないのです。昨日より、ほんの少しでも前に進めた自分を、今日の自分が、世界で一番の味方になって、全力で認めて、そして褒めてあげましょう。

ブログは「義務」ではなく「私のための大切な時間」と再定義する

「あぁ、ブログ、書かなきゃ…」

この言葉が、ため息と共にあなたの頭に浮かんだら、それは要注意のサインです。あなたの心の中で、ブログが「義務」や「タスク」、あるいは「宿題」に変わってしまっている証拠。そうなると、あれほど楽しかったはずのブログが、途端に重く、苦しいものに変わってしまいます。

もし、そう感じ始めたら、一度立ち止まって、ブログの目的をもう一度、あなたのために捉え直してみませんか?

ブログは、本来、誰のためでもない、**「あなた自身の気持ちを整理し、あなた自身の心を癒すための、神聖で、大切な時間」**のはずです。日々の目まぐるしい忙しさの中で、私たちは、自分の考えや感情と、ゆっくりと向き合う時間を、いつの間にか失ってしまっています。

  • 子育ての中で感じた、言葉にならないほどの喜びや、どうしようもない苛立ちを書き出すことで、自分の感情を客観的に見つめ直し、スッと心が軽くなる。
  • 仕事で得た専門的な知識や、苦労して身につけたスキルをアウトプットすることで、その学びが、より深く、体系的に自分の中に定着していく。
  • 大好きな趣味や、ハマっているドラマについて、誰に気兼ねすることもなく熱く語ることで、日頃のストレスが綺麗に浄化されていく。

そう、ブログは、あなたにとって最高のカウンセラーであり、最高の家庭教師であり、そして、最高の遊び場にもなり得るのです。「やらなきゃ」から「ああ、私のためのこの時間、何を書いて楽しもうかな?」へ。この小さな視点の転換が、あなたの心を、驚くほど自由にしてくれます。

家族に「私、ブログやってるんだ」と宣言する

これは、私自身が実践して、最も劇的な効果があったことの一つです。最初は少し照れくさく、気恥ずかしいかもしれませんが、「私ね、実はブログを書いてるんだ」と、勇気を出して家族に、特にパートナーに宣言してみましょう。

そして、こう付け加えるのです。 「だから、もしよかったら、土曜日の午前中の30分だけ、ちょっと集中させてもらえると、すごく嬉しいな」

このように、具体的に、そして前向きにお願いすることで、家族も「ママにとって、何か大切な時間なんだな」と理解し、意外なほどすんなりと協力してくれるようになります。

しかし、それ以上に大きな効果は、あなた自身の心の中にあります。「家族に隠れて、コソコソとやらなければならない」という、あの、言葉にならない妙な罪悪感から、完全に解放されることです。

堂々と「これは、私のための時間なの」と宣言し、その時間を確保することで、ブログはもっとポジティブで、クリエイティブな活動に変わっていきます。もしかしたら、あなたのパートナーが、「この前の記事、面白かったよ」なんて、一番の読者になってくれるかもしれませんよ。

まとめ

ブログが続かないと深く悩むワーママが、圧倒的に時間ない中で、再び楽しみながらブログという灯火を灯し続けていくための、具体的なヒントを、私の心の全てを込めてお伝えしました。

・完璧主義という重い鎧は脱ぎ捨て、6割の完成度で世に出す勇気を持つ
・更新頻度は他人基準ではなく、あくまで自分基準、「月1更新」でも自分にとっては偉大な一歩だと知る
・まとまった時間は幻想と割り切り、スマホ一台で全てのスキマ時間をあなたの執筆時間に変える
・特別なネタは不要、あなたの日常、あなたの「当たり前」こそが最高のネタの源泉だと気づく
・高い山は見ない、1日15分の「小さな丘登り」を続けることで、いつの間にか頂上にたどり着いていると信じる
・比べる相手はいつだって過去の自分、どんな小さな成長も、自分で見つけて心から褒め称える
・ブログは誰かのための義務ではない、あなた自身の心を癒し、育てるための、何より大切な時間だと捉え直す

 

この記事が、あなたの心を少しでも、ほんの少しでも軽くし、「また、私の言葉を、紡いでみようかな」と思う、ささやかなきっかけになれたなら、これ以上に嬉しいことはありません。

あなたの言葉を、あなたの体験を、そしてあなたの悩みを、どこかで待っている読者が、必ずいます。だから、焦らず、比べず、あなただけの、世界で一番心地よいペースで、またキーボードを叩いてみてください。

心から、応援しています。