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100均DIY棚はすのこ以外で!高見え素材4選と作り方

100均のアイテムを使って、部屋のデッドスペースにぴったりのおしゃれな棚を作りたい。

新しい季節の訪れとともに部屋の模様替えを思い立ち、スマートフォンで「100均 DIY 棚」と検索してみたものの、画面にずらりと並ぶのは「すのこ」を使った作例ばかりで、少しウンザリしていませんか。

すのこは確かに組み立てやすく、100均DIYの定番アイテムとして古くから多くの人に親しまれてきました。

ホームセンターで本格的な木材を買って一からメジャーで測り、ノコギリで切るハードルの高さを思えば、すでに形になっているすのこはDIY初心者にとって救世主のように見えるかもしれません。

 

しかし、実際に意気揚々とすのこを買って帰り、休日の午後を丸ごと使って組み立てて部屋に置いてみると、「どうしてだろう、思っていたのとなんだか違う」と首を傾げることになります。

どうしても安っぽさが拭えなかったり、板と板の間の隙間から小物が落ちてしまったり、あるいは一生懸命塗ったペンキがムラになってしまったりと、実用面でもデザイン面でも不便を感じることは少なくありません。

私自身も以前、見よう見まねですのこの棚を作った苦い経験があります。

洗面所の洗濯機と壁の間にできた微妙な隙間をどうしても埋めたくて、サイズをきちんと測らずにすのこを何枚も買い込み、不器用ながらに釘を打って棚を完成させました。

しかし、いざ使ってみると、お気に入りのヘアピンや小さな化粧水ボトルがすのこの隙間からポロリと裏側にすり抜けてしまい、毎朝の忙しい時間にそれを拾い上げるのにイライラさせられました。

さらに、我が家の少しモダンな洗面所のインテリアから、すのこの持つ強烈な手作り感が不自然に浮いてしまい、毎日そこを見るたびにため息が出るようになってしまったのです。

結局、我慢できずに数ヶ月で解体して普通のゴミとして捨ててしまいました。

あの日費やした時間と労力を思うと、今でも少し切ない気持ちになります。

 

せっかく自分の手で、大切な時間をかけて作るのですから、チープな見た目を卒業して、もっと実用的で、なおかつご自身の部屋の雰囲気に完璧にマッチした棚を作りたいですよね。

実は、ダイソーやセリア、キャンドゥといった大型100均店舗のDIYコーナーや収納用品コーナーには、すのこの代わりとなる素晴らしいアイテムがたくさん隠れています。

多くの方が「100均DIYといえばすのこで作るのが当たり前」と思い込んでいるだけで、すのこを使わなくても、少しの工夫と素材選びの視点を変えるだけで、既製品の家具と見間違えるようなおしゃれで実用的な棚は十分に作れるのです。

この記事では、100均DIYで棚を作りたいけれど、すのこ以外の方法を探しているという方に向けて、おすすめの代替素材や、具体的な棚の作り方のアイデア、そして失敗しないためのコツをたっぷりとご紹介します。

DIY初心者の方でも今日からすぐに真似できる内容を詰め込みましたので、ぜひ最後までじっくりとご覧ください。

 

ポイント

  • すのこの安っぽさや隙間問題は100均の代替素材で完全に解決可能
  • 高見えと実用性を両立するならフラットなMDF材や木板を活用
  • 男前インテリアや見せる収納にはパンチングボードが相性抜群
  • 釘やネジを使わないワイヤーネットやブロックの簡単DIYアイデアを厳選紹介
  • 塗料やリメイクシートの活用で部屋のテイストに合わせたアレンジも自由自在

なぜ「100均DIY=すのこ」は避けたいのか?【よくある失敗と悩み】

雑誌やテレビの特集、あるいはSNSの投稿で「100均DIYといえばすのこ」という風潮は根強くありますが、実際に作って日々の生活で使ってみると、「やっぱりやめておけばよかった」と後悔する声は後を絶ちません。

なぜ、すのこを使った棚は完成直後こそ達成感があるものの、長期的な満足度が低くなりがちなのでしょうか。

まずは、すのこDIYで誰もが直面するよくある失敗や、皆さんが密かに抱えている不満を一つひとつ振り返ってみましょう。

あなたが今感じているその違和感や「すのこを避けたい」という直感は、決して間違っていません。

 

「100均で作りました感」が出て安っぽく見える

すのこを使った棚の最大の欠点は、どれだけ綺麗に組み立てたとしてもどうしても漂ってしまう手作り感とチープさです。

すのこは本来、押し入れの湿気を逃がしたり、布団の下に敷いて通気性を良くしたりするための、完全に裏方としての実用品です。

最初からインテリアとして人目に触れることを前提に作られた美しいデザインではありません。

そのため、そのままリビングや寝室などの目立つ場所に置くと、「すのこを無理やり組み立てただけの物」という印象が強く前面に出てしまい、せっかくの洗練された空間から生活感が溢れ出してしまいます。

特に現代のインテリアのトレンドとの相性の悪さは致命的です。

 

例えば、コンクリート調の壁紙やアイアン素材を取り入れたインダストリアルな男前インテリア、白や黒、グレーを基調としたスタイリッシュなモダンテイストのお部屋には、全く似合いません。

あるいは最近人気の淡い色合いで統一した韓国風インテリアのお部屋にも、すのこの持つ無骨で素朴すぎるナチュラル感が全く噛み合いません。

まるで、高級ホテルの美しいラウンジの真ん中に、プラスチックの衣装ケースがポツンと置かれているような、強烈なチグハグさを生み出してしまうのです。

それなら、好きな色にペンキで綺麗に塗ればいいのではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、すのこ特有の板と板の間に隙間が空いていて、裏側にゲタと呼ばれる角材があるという特徴的な形状が残っている限り、人間の脳はそれを一瞬で「あ、すのこだ」と認識してしまいます。

手作り感や安っぽさを完全に払拭し、お部屋をワンランク上の空間に魅せるためには、色だけでなく素材そのものの形状を見直す必要があるのです。

 

隙間から小物が落ちて使い勝手が悪い

棚としての実用性を真剣に考えたとき、すのこの基本構造は想像以上に大きなデメリットとして立ちはだかります。

すのこの表面には通気性のために板と板の間に数センチの隙間が空いていますが、これは棚板として物を直接置くのには全く向いていない構造です。

 

例えば、玄関に鍵や印鑑、小銭入れを置くためのちょっとした棚を作ったとしましょう。

疲れて帰宅して無造作に鍵を置いた瞬間、その隙間からチャリンと下へ落ちてしまい、最下段の下や靴箱の裏の暗い隙間に入り込んでしまうという悲劇が起こります。

ピアスのキャッチや指輪などの極めて小さなアクセサリーであれば、もはや発見することすら困難になるかもしれません。

また、本や雑誌、お気に入りのCDなどを立てて収納しようとした場合も問題が起きます。

隙間に本の角が引っかかって斜めに傾いてしまったり、重みでページが隙間に落ち込んで折れ曲がってしまったりと、大切な収納物を傷める原因になります。

 

さらに厄介なのが、日々の掃除の手間です。

すのこの細い隙間にホコリや髪の毛が入り込むと、表面をサッと拭くだけでは全く取れません。

裏側にあるゲタと呼ばれる出っ張り部分とその隙間が複雑な凹凸を生み出しており、お掃除シートやハンディモップが上手く入り込まないのです。

結果として、ホコリや汚れが少しずつ蓄積し、なんとなく不潔な印象を与える棚になってしまいます。

日常生活で毎日使う収納家具だからこそ、表面がフラットでサッと一拭きで掃除ができ、どんなに小さな物でも安定して置ける使い勝手の良さは、絶対に妥協してはいけないポイントです。

 

強度不足によるたわみとサイズ調整の難しさ

100均で販売されているすのこは、本来の用途である押し入れの敷板として使われることを想定しているため、非常に軽く、木材自体も驚くほど薄く作られています。

この薄さが、DIYにおいて強度への不安という大きな壁になります。

 

軽いぬいぐるみや小さなフェイクグリーンを少し飾る程度のディスプレイ棚なら問題ありませんが、料理本や図鑑、漫画などの重い本を何冊も並べると大変なことになります。

トースターやコーヒーメーカーといった小型家電、陶器の食器などをたくさん乗せたりすると、板が重さに耐えきれずに中央からグニャリとたわんでしまいます。

たわんだ状態のまま長期間使い続けると、ある日突然バキッという音とともに板が割れ、上に乗せていた大切な物が床に落下して壊れてしまう危険性も否定できません。

 

また、DIYの醍醐味である自分の部屋のスペースにぴったり合わせるという点においても、すのこは不便です。

すのこはあらかじめ決められた長方形にしっかりと接着剤や隠し釘で組まれているため、自宅の微妙な13センチの隙間などのデッドスペースにジャストフィットさせるのが極めて困難です。

無理にノコギリで切ってサイズを合わせようとすると、接着剤で固定されているゲタの部分が剥がれてしまったり、薄い板が縦に大きく割れてしまったりします。

結局使い物にならなくなり、買い直す羽目になるという失敗談は数え切れません。

思い通りのサイズに自由にカスタマイズしたい場合、最初から形がガッチリと固定されているすのこは、かえって扱いづらい厄介な素材になってしまうのです。

 

すのこ以外で作る!100均DIY棚の最強おすすめ素材4選

すのこの持つ数々のデメリットを見ていくと、私たちが本当に求めている理想の棚の条件がはっきりと見えてきます。

それは、表面がフラットで使いやすく、十分な強度があり、サイズ調整がしやすく、部屋のインテリアに自然に馴染む洗練された素材だということです。

そんな都合の良い素材が本当に100均にあるのかと驚かれるかもしれませんが、実はダイソーやセリアなどの大型店舗には、すのこの代わりとなる素晴らしいポテンシャルを秘めたアイテムがたくさん眠っています。

ここでは、すのこ以外で棚を作る際に大活躍する、プロ目線から選んだ最強のおすすめ素材を4つ、その特徴や選び方とともに詳しくご紹介します。

 

1. MDF材・プレーン木板(フラットで高見え&アレンジ自在)

すのこ特有の最大の悩みである隙間問題と安っぽさを一気に解決してくれるのが、MDF材やプレーンな一枚物の木板です。

MDF材とは、木材を細かく砕いた繊維を合成樹脂などの接着剤と混ぜ合わせ、高温でプレスして固めた人工の板のことです。

自然の木材とは異なり、木目や節が全くなく、表面が紙のように非常に滑らかで、均一な厚みがあるのが最大の特徴です。

 

MDF材を使えば、隙間が全くない完全なフラット面を作れるため、ピアスのような極小のアクセサリーから、足の細いワイングラス、重い本まで、どんな物でもグラつくことなく安定して置くことができます。

ホコリが溜まっても、マイクロファイバークロスなどでサッとひと拭きするだけであっという間に掃除が完了します。

また、表面がツルツルしているため、DIYにおける塗装やアレンジのしやすさは他の追随を許しません。

ペンキや水性ニスを塗った際、木材特有の吸い込みのムラが少なく、美しい発色が得られます。

さらに、大理石柄やモルタル調、リアルな木目調などの100均リメイクシートを貼る際も、表面の凹凸がないため空気が入りにくくシワになりません。

丁寧にシートを貼ったMDF材は、もはや100均の材料とは思えない、高級家具店に並んでいる既製品のような仕上がりになります。

 

ダイソーやセリアの木材コーナーでは、様々なサイズのMDF材や桐の木板が販売されています。

作りたい棚の奥行きや幅に合わせて、ノコギリで切ることなくそのまま使えるジャストサイズを見つけやすいのも、DIY初心者にとっては非常に嬉しいポイントです。

加工のしやすさと見栄えの良さを両立し、手作り感を消し去りたいなら、まずは真っ先にMDF材を手に取ってみてください。

 

2. パンチングボード(有孔ボード)(魅せる収納や男前インテリアに)

壁面という縦の空間を有効活用した収納や、雑貨屋さんのような個性的でおしゃれな棚を作りたい方に熱烈におすすめしたいのが、パンチングボードです。

有孔ボード、あるいはペグボードとも呼ばれるこの板は、等間隔で小さな丸い穴がたくさん開いているのが特徴です。

この無数にある穴に、別売りの専用の金属フックや、ホームセンターで買える木ダボと呼ばれる短い木の棒を差し込むことで、物を引っ掛ける収納を作ったり、小さな木の板を乗せて飾り棚にしたりと、自由自在にレイアウトを楽しむことができます。

パンチングボード自体のデザインが無骨でインダストリアルな雰囲気を持っているため、アイアン家具を置いた男前インテリアや、ガレージ風、ヴィンテージテイストのお部屋との相性は抜群です。

お気に入りの工具や、趣味のカメラ用品、おしゃれな文房具、あるいは推しのアクリルスタンドやキーホルダーなどをディスプレイするように収納すれば、単なる物をしまう場所が、自分だけの特別な魅せる空間へと変貌します。

 

最近の100均では、デザインボードという商品名で、片面が木目調、もう片面がホワイトやブラックに塗装されたリバーシブルタイプのパンチングボードがサイズ豊富に販売されています。

また、水回りで使いやすいプラスチック製のものや、木枠が最初からついているものなど、バリエーションも年々増え続けています。

部屋の壁紙の色や雰囲気に合わせてボードの色を選び、自分好みのフックを組み合わせる楽しみは、まるで大きなパズルを組み立てるようなワクワク感があります。

 

3. ワイヤーネット(工具不要・サイズ調整が自由自在)

ノコギリで木を切る自信がない、賃貸マンションなのでトンカチや電動ドライバーで大きな音を出せない、といった悩みを抱える方に最適なのが、ワイヤーネットを活用したDIYです。

ワイヤーネットは、金属の細い棒を格子状に溶接したパネルで、もともとは壁に掛けてフックを取り付けるためのアイテムです。

しかし、これを複数枚用意し、結束バンドや100均で売られている専用のプラスチック製ジョイントパーツを使って繋ぎ合わせていくことで、釘やネジを一切使わずに、頑丈で立体的な棚やラックを驚くほど簡単に作ることができます。

 

最大の魅力は、その圧倒的な組み立ての自由度の高さと、ミリ単位に近いサイズ調整のしやすさです。

100均のワイヤーネットコーナーには、大型のものから正方形、極細の長方形など、十数種類以上のサイズがズラリと並んでいます。

これらをブロックのように組み合わせることで、キッチンの冷蔵庫とシンクの間のわずかな隙間や、洗面所の洗濯機横のデッドスペースなど、どんな中途半端な空間にもシンデレラフィットする棚を自作できるのです。

カラーも定番のホワイトに加え、ブラック、ブラウン、シルバーなどがあり、お好みのインテリアに合わせて選べます。

組み立てが簡単なだけでなく、不要になった時や引っ越しの際は、結束バンドをハサミでパチンと切るだけで一瞬で元の平らなパネルに戻すことができます。

かさばらずにコンパクトに持ち運べるため、転勤や引っ越しの多いご家庭や、一人暮らしの学生さんにも強くおすすめしたい、極めて合理的な素材です。

 

4. 発泡スチロールブロック(重ねるだけ・強度の確保も簡単)

重い本をたくさん収納できる頑丈な本棚を作りたいけれど、複雑な大工仕事や大掛かりな木材の組み立ては絶対に避けたいという、少しワガママな願いを叶えてくれるのが、発泡スチロールブロックです。

ホームセンターや100均で販売されているこのアイテムは、見た目は本物のコンクリートブロックとそっくりな形をしています。

しかし、素材は高密度の発泡スチロールであるため、指一本でヒョイと持てるほど非常に軽いです。

それにもかかわらず、上からの重みに対しては数十キログラムという驚異的な耐荷重性を発揮するという不思議で頼もしい特徴を持っています。

 

このブロックを棚の脚の代わりにして、その上にホームセンターや100均で購入した少し厚みのある長めの板材を渡すだけで、あっという間に立派なローボードや本棚が完成します。

接着剤やネジを使わずにただ積み重ねていくだけでも、ブロックの摩擦力と板の重みで十分な安定感が生まれるため、組み立てにかかる時間はわずか数分です。

DIYというよりは、子供の頃に遊んだ積み木に近い感覚で作れてしまいます。

100均では、手のひらサイズのミニブロックから、実際のブロックの半分ほどのサイズのものまで揃っており、カラーバリエーションも定番の黒やグレー、さらにはレンガ柄がプリントされたものなど豊富です。

ブロックの穴の部分に板を通して高さを出したり、段違いに配置してデザイン性を高めたりと、シンプルゆえにアイデア次第で無限の形に変化させることができます。

手軽に、そして確実に重いものを乗せる強度を確保したい場合の、まさに最強の隠し玉と言えるでしょう。

 

【素材別】すのこを使わない100均DIY棚の作り方・アイデア集

すのこに代わる優秀な素材のポテンシャルをしっかりとご理解いただけたところで、ここからはその素材たちを使った具体的な棚の作り方をご紹介します。

本当に100均の材料だけで、こんなにおしゃれで便利な棚が作れるのかと驚かれるような、実用的で再現性の高いアイデアを4つ厳選しました。

ご自宅のどのスペースに置きたいか、そこに何を収納したいかを鮮明にイメージしながら、チュートリアル感覚でご覧ください。

 

アイデア1:MDF材×アイアンブラケットの「カフェ風ウォールシェルフ」

リビングのテレビ上の空いた壁面や、トイレのちょっとしたスペースに、お気に入りのアロマディフューザーや小さな観葉植物、文庫本などを飾るおしゃれな棚が欲しい。

そんな時にぴったりなのが、MDF材と金属製のブラケットを組み合わせたウォールシェルフです。

準備するものは、すべて100均で揃います。

お好みのサイズのMDF材を1枚、L字型の棚受け金具であるアイアンブラケットを2つ、MDF材と金具を固定するための短い木ネジ、壁に取り付けるための画鋲または専用ピン、そしてお好みの水性ニスと紙やすりです。

 

まず、MDF材の下準備を行います。

MDF材は角が少し鋭利になっていることがあるため、安全と見栄えのために紙やすりで角を軽く削り、なめらかな丸みを持たせます。

 

次に、お部屋の雰囲気に合わせてMDF材を丁寧に塗装します。

落ち着いたアンティーク調にしたい場合はウォールナット色やメープル色の水性ニスを、モダンでスタイリッシュにしたい場合はマットブラックやスノーホワイトのペンキを塗ります。

塗料を塗る際は、台所用のスポンジを小さく切ったものに塗料を含ませ、ポンポンと軽く叩き込むように塗っていくと、ハケ跡が残らず初心者でもプロのように美しく仕上がります。

塗料が完全に乾いたら、MDF材の裏面の左右の端から数センチ内側の位置にアイアンブラケットを合わせ、短いネジでしっかりと固定します。

MDF材は硬いので、事前にキリで少し下穴を開けておくとネジがまっすぐ入りやすいです。

 

最後に、金具を取り付けた棚を壁の希望の位置に合わせ、壁に固定します。

賃貸住宅などで壁に太いネジや釘の穴を開けられない場合は、抜いた後の跡が非常に小さく目立ちにくい石膏ボード用の3本ピンフックを活用すると安心です。

すのこには絶対に真似できない、フラットで重厚感のある美しい質感と、アイアンの無骨な金具の組み合わせが、何気ない壁の一部をまるでオシャレなカフェの一角のような洗練された空間へと生まれ変わらせてくれます。

 

アイデア2:ワイヤーネット×結束バンドの「シンデレラフィット隙間収納」

キッチンで冷蔵庫と壁の間に微妙に空いてしまった12センチの隙間や、洗面所で洗濯機と洗面台の間に生じたもったいないデッドスペース。

市販の隙間収納家具を探しても、帯に短し襷に長しでサイズが全く合わないと悩んだ経験はありませんか。

そんな隙間を1ミリの無駄もなく完璧な収納スペースに変えるのが、ワイヤーネットで作る引き出し式のワゴンです。

準備するものは、収納したい隙間の奥行きと高さに合ったサイズのワイヤーネットを数枚、隙間の幅に合った細いワイヤーネットを数枚、結束バンド、ワイヤーネット用キャスターを4つ、そしてニッパーです。

DIYを始める前に、まずは隙間のサイズをメジャーで正確に測り、それにぴったり合うワイヤーネットを店舗でパズルのように組み合わせて購入することが、成功の最大の秘訣です。

材料が揃ったら、ワイヤーネットを組み合わせて細長い箱型のタワーを作っていきます。

 

底面となる細いネットに、側面となる大きなネットを垂直に立てて合わせ、角の部分を結束バンドでしっかりと縛って固定します。

結束バンドは、ペンチを使って最後までギュッと強く引くことで、グラつきのない非常に頑丈な枠になります。

背面も同様にネットを取り付けて強度を出します。

 

枠の形が完成したら、収納したい物の高さに合わせて、中に棚板代わりとなるワイヤーネットを水平に入れ込み、四方を結束バンドで固定します。

例えば、下段は背の高い2リットルのペットボトルや洗剤のボトル、上段は小さな調味料の小瓶など、入れるものを想定して高さを決めてください。

 

次に、一番下の底面の四隅に、ワイヤーネット専用のキャスターを結束バンドでしっかりとくくりつけます。

重いものを乗せてもスムーズに引き出せるように、キャスターは四隅のギリギリ外側に配置するのがコツです。

 

最後に、見栄えを良くするためと安全のために、飛び出している結束バンドの余分な尻尾の部分を、ニッパーで根元から綺麗に切り落とします。

側面にワイヤーネット専用の引っ掛けカゴをプラスすれば、収納力はさらに倍増します。

釘やネジを一本も使わず、ノコギリの木屑も出ないのに、驚くほど頑丈で実用的なシンデレラフィット収納ワゴンの完成です。

 

アイデア3:パンチングボードで作る「魅せるデスク周り収納」

リモートワーク用のデスクの上や、趣味の手芸などの作業台の上が、様々な文房具やケーブル、ガジェット類で散らかっていては集中力が削がれてしまいます。

そんなゴチャゴチャした悩みを、壁を傷つけずにスタイリッシュに解決するのが、パンチングボードを使った卓上の壁面収納です。

準備するものは、お好みの色の大きめのパンチングボードを1枚、パンチングボード専用の木製スタンドパーツを2つ、パンチングボード専用の様々な形のフックです。

このアイデアは、電動ドライバーなどの工具を一切必要としません。

 

100均には、パンチングボードを自立させるためのスリットが入った専用の木製スタンドパーツが売られています。

これを利用すれば、賃貸の壁を傷つけることなく、デスクの奥のスペースに立派な壁面収納を設置できます。

 

まずはボードの底面をスタンドパーツのスリットにしっかりと差し込み、デスクの奥に立てて設置します。

転倒が心配な場合は、スタンドの底に100均で買える耐震用の粘着ジェルマットを敷いておくと、机にピタッと張り付いてより安全に使うことができます。

 

ボードがしっかりと自立したら、あとはあなた自身の使い勝手が良いように、センスの赴くままにフックを配置していくだけです。

ハサミやマスキングテープ、メジャーなどのよく使う道具は、座ったまま手が届きやすい下部のフックに引っ掛けます。

ゴチャつきがちなスマートフォンの充電ケーブル類は、丸めてループ状のフックに通しておけば絡まるストレスから解放されます。

 

さらに、専用の短い木ダボを2本並べてボードに差し込み、その上に小さな木板を乗せれば、あっという間に可愛いミニシェルフが誕生します。

そこにお気に入りのフィギュアや小さな多肉植物、香水瓶などを飾れば、単なる作業用の収納棚ではなく、見るたびにテンションが上がる自分だけの特別なディスプレイ空間になります。

パンチングボードの最大の利点は、収納する物が増えたりレイアウトに飽きたりした時に、何度でもフックの位置を挿し直して自由に模様替えができることです。

一度ネジで固定してしまったら終わりの木製棚にはない、日々の変化に合わせて成長する収納を楽しむことができます。

 

アイデア4:ブロック×板材で作る「工具不要のローボード・本棚」

リビングのテレビ台を安く済ませたい、増え続ける漫画や雑誌をすっきり収納したい、でも本格的な大工仕事をする時間も自信もない。

そんな方に強くおすすめしたいのが、発泡スチロールブロックを使った、究極にシンプルなアイデアです。

準備するものは、必要な段数に応じた個数の発泡スチロールブロックと、ホームセンターで買える安価なSPF材や100均の長い木板などの厚みのある板材です。

このDIYの素晴らしいところは、本当にただ置くだけで強固な家具が完成するという圧倒的な手軽さです。

 

まず、設置したい場所の床に、お好みの色の発泡スチロールブロックを、60センチから80センチ程度の間隔を空けて2つ平行に並べて置きます。

テレビなどの少し重いものを乗せる場合や、板が長くて真ん中がたわむ心配がある場合は、中央にもう1つブロックを置いて3点支持にするとたわみを完全に防げます。

 

その並べたブロックの上に、お好みの色に塗装したりリメイクシートを貼ったりした板材を、橋渡しをするようにポンと乗せます。

なんと、これだけでおしゃれな1段のローボードが完成します。

 

床と板の間の隙間には、カゴに入れたDVDやルーター類をすっきりと収納できます。

さらに収納力を増やして本格的な本棚にしたい場合は、乗せた板の上の、下のブロックと同じ位置に再びブロックを置き、その上にまた別の板を乗せるという作業を繰り返すだけです。

立派な2段、3段の棚があっ আচ্ছという間に目の前に出来上がります。

発泡スチロールの表面のわずかな摩擦力と、上に乗せる本や板自身の重みで信じられないほどの安定感が生まれるため、通常の使用であれば接着剤で固定しなくても崩れる心配はほとんどありません。

どうしても地震でのズレなどが心配な場合は、ブロックと板の間に100均の薄い滑り止めシートを小さく切って挟むか、強粘着の両面テープで固定すれば完璧です。

私自身、一人暮らしで引っ越しの多かった時期に、この方法で壁一面の巨大な本棚を作っていました。

何十冊もの重い美術書や図鑑を並べても全くたわむことなく、引越しの際は板をどかしてブロックをダンボールに詰めるだけで数分で解体が完了し、本当に重宝したのを覚えています。

ブロックをレンガ柄のものに変えたり、板をワックスで古材風に塗ったりすれば、カフェのようなヴィンテージ風のメイン家具としても十分に活躍してくれます。

 

すのこ以外の素材で100均DIYを大成功させる3つのコツ

ここまで、すのこに代わる様々な代替素材とその具体的なアイデアをたっぷりとご紹介してきました。

すのこの限界を超えて、自由な発想で理想の棚を作れるイメージが鮮明に湧いてきたのではないでしょうか。

しかし、100均の素材を中心としたDIYのクオリティをさらに一段階引き上げ、数ヶ月で壊れることなく長く愛用できる本物の家具にするためには、プロの視点からいくつか押さえておきたい重要なポイントがあります。

最後に、すのこ以外の素材を使ってDIYを大成功させ、遊びに来た友人から「これ本当に100均で作ったの」と驚かれるための3つのコツを詳しくお伝えします。

 

塗料やリメイクシートでインテリアに馴染ませる

100均の素材は、そのままのすっぴんの状態で使うのも悪くはありませんが、ひと手間加えて色や質感をアレンジすることで、素材の持つ安っぽさを完全に隠し、驚くほど高見えする家具に変身させることができます。

MDF材や木板を使用する場合、部屋の雰囲気に合わせた塗料で塗装するのが最も効果的な魔法です。

100均のDIYコーナーは、見ているだけでもワクワクするような塗料の宝庫です。

 

木の温もりを活かしたいなら水性ニスを塗り重ねて深みを出します。

シャビーシックと呼ばれる古びたおしゃれ感を出したい場合は、乳成分から作られたマットなミルクペイントを少し荒く塗るのがおすすめです。

 

また、アイアンブラケットなどの金属部分やプラスチックパーツには、塗るだけで鉄のようなザラザラした重厚感が出るアイアンペイントを施すと、一気にインダストリアルな高級感が出ます。

ハケを使って塗るのが難しく、筆跡が残ってしまうのが心配な方は、ぜひスポンジ塗りを試してみてください。

台所用のスポンジを小さく切り、塗料を少しだけつけてポンポンとスタンプを押すように叩き込んでいくと、ムラが一切出ず、誰がやってもプロのように美しい仕上がりになります。

 

また、塗装の手間や乾燥時間を省きたい場合や、木材以外の柄にしたい場合は、リメイクシートをフル活用しましょう。

最近の100均のリメイクシートは進化が凄まじく、本物の大理石に見えるツヤ感のある柄や、打ちっぱなしのコンクリート風、リアルな凹凸のある木目調など、デザインが極めて豊富です。

これをMDF材などのフラットな板にピタッと貼るだけで、高級家具店のカタログに載っているような素晴らしい棚板が完成します。

シートを貼る際の最大のコツは、空気をいかに抜くかという一点に尽きます。

端から少しずつ裏紙を剥がしながら、タオルや専用のヘラを使って、中央から外側に向かって空気を押し出すようにゆっくりと貼っていきます。

角の部分や曲面を貼る時は、ご家庭のヘアドライヤーで温風を当てるとシートが柔らかく伸びてピッタリと密着し、シワにならずプロの業者のように美しく仕上がります。

 

耐荷重を上げるための補強・安全対策

DIYで棚を作る上で、デザインや見た目と同じくらい、あるいはそれ以上に重要になるのが、安全に物を乗せられる強度をしっかりと確保することです。

せっかく時間をかけて綺麗に作った棚も、重みに耐えきれずに崩壊してしまえば、大切な収納物が壊れるだけでなく怪我の原因にもなりかねません。

 

例えば、ワイヤーネットで棚板を作る場合、ネットの構造上、中央に重い本や液体が入った洗剤のボトルを乗せるとどうしてもワイヤーがたわんでしまいます。

これを防ぐための強力な裏技が、100均で売られている細い突っ張り棒や園芸用の硬い支柱を、ワイヤーネットの裏側に添えて、結束バンドで数カ所きつく縛り付けて固定する方法です。

この一本の支柱が、家の建築における梁の役割を果たし、たわみを劇的に抑え込んで強度が飛躍的に向上します。

 

また、MDF材や木板をネジで固定して棚を作る場合は、木工用ボンドとネジを併用することを強くおすすめします。

接着面全体にボンドをたっぷりと塗ってからネジで留めることで、点ではなく面で強力に接着されるため、強度が数倍に跳ね上がります。

 

背の高い本棚などを作る際は、横からの力に弱くグラグラと揺れがちです。

その場合は、棚の四隅の裏側に小さなL字金具を取り付けたり、背面に薄いベニヤ板やパンチングボードを背板として釘で打ち付けたりすることで、構造全体がガッチリと固定されます。

見た目のおしゃれさだけでなく、もし地震が来たらどうなるか、小さな子供が寄りかかっても大丈夫かという安全面を最優先に考えて設計することが、DIYを真の意味で成功に導く最大の秘訣です。

 

賃貸でも安心!壁に穴を開けない固定方法

ウォールシェルフを作りたいけれど、賃貸マンションだから壁にネジで穴を開けたり、強力な接着剤を使ったりするのは退去時の修繕費用が心配で絶対にできないと諦めていませんか。

壁に傷をつけずにDIYを存分に楽しむための、賢い裏技はいくつもあります。

 

まず、比較的軽いものを乗せる小さな棚を取り付ける場合の裏技として、マスキングテープと両面テープの合わせ技があります。

壁の棚を取り付けたい位置に、幅広で粘着力の弱い無地のマスキングテープをしっかりと貼り付けます。

そのテープの表面に、強力なクッション性のある両面テープを貼り、そこに軽いMDF材で作った棚やプラスチックのフックを強く押し付けて接着するという手法です。

剥がす時は、一番下のマスキングテープごとゆっくりと剥がせば、壁紙を一切傷めず、ベタベタしたノリの跡も残さずに綺麗に元通りにすることができます。

ただし、この方法はあくまで軽い物を乗せるための応急処置的な固定方法であり、時間経過とともにテープが劣化して落下するリスクもあるため注意が必要です。

 

より本格的で、重い本や食器を乗せる大きな壁面収納棚を作りたい場合は、ホームセンターで数百円で手に入るディアウォールやラブリコといった市販のアジャスター金具を活用するのが、最も確実で安全な方法です。

これは、ツーバイフォー材という規格サイズの木材の上下に取り付け、床と天井の間で強く突っ張らせて仮の柱を作るためのアイテムです。

壁沿いにこの柱を2本立てれば、あとはその柱に向かってどれだけ太いネジを打ち込もうが、釘を打とうが、自由に棚板を取り付けることができます。

賃貸の壁自体には一切触れないため、壁を傷つけるかもしれないというストレスから完全に解放されます。

 

また、もっと手軽にトイレや洗面所などの狭い空間で柱を作りたい場合は、100均の太くて丈夫な突っ張り棒を縦に2本強力に突っ張らせる方法もあります。

その突っ張り棒を柱の代わりにしてワイヤーネットを結束バンドで固定し、棚を作るというテクニックは非常に簡単で効果的です。

ご自身の住環境や、棚に乗せたい物の重さに合わせて最適な固定方法を選び、安全で快適なDIYライフを心ゆくまで楽しんでください。

 

100均diy棚すのこ以外まとめ

まとめ

  • 100均DIYの定番であるすのこは手作り感による安っぽさや隙間から物が落ちるデメリットが非常に大きい
  • MDF材やプレーンな木板を活用すれば隙間のないフラットで高級感のある実用的な棚が実現できる
  • インダストリアルな男前インテリアや壁面を見せる収納にしたいならフックで自由自在にレイアウトできるパンチングボードが最適
  • ワイヤーネットと結束バンドを使えば工具やネジを一切使わず中途半端な隙間に1ミリ単位で合う収納ワゴンが自作できる
  • 重い本や家電を乗せるローボードなら発泡スチロールブロックを脚にして板を橋渡しするだけの工具不要DIYが圧倒的に簡単
  • 水性ニスやペンキのスポンジ塗りやリメイクシートのドライヤー貼りを駆使して部屋の雰囲気に合わせた色や質感にアレンジする
  • 耐荷重に不安がある場合はワイヤーネットに突っ張り棒を添えたりボンドと金具を併用したりして安全に使えるよう徹底的に補強する
  • 賃貸住宅の場合はマスキングテープと両面テープの裏技や突っ張り金具で柱を作ることで壁を一切傷つけない工夫をする

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